時の過ぎゆくままに

 8時すぎ、起床。
 9時からサッカー部の練習がある五部林と軽く朝食を摂り、「ザバス(SAVAS)ジュニアプロテイン(ココア味)」を牛乳に溶かしてふたりで飲む。ぼくが子どものころに飲んでいた「ミロ(MILO)」との味の違いがわからない。背が小さく、体の線も細い五部林は、サッカー部の先輩たちが「ザバス」を飲んでいることを知り、飲みたくなったみたい。

*

 朝食後、“焚き火会”の準備を始める。
 家族でのキャンプと、ソロキャンプの違いがよくわからないので、ひと通り車に積めたら、けっこうな量になってしまった。キャンプに行くときは、たいていCが準備も片付けもしてくれるので、道具が仕舞ってある場所をまだ寝ているCに尋ねながら。
 テントは家族用(3~4人用)の大きなものしかなく、かなり重い。そして、いつも立て方がわからず、イライラする。よって、予定よりも少し早めの10時半過ぎに家を出て、石井スポーツ(リンクス梅田店)へ。年に数度使うか使わないかのぼくには少々もったいないような気もしたが、店員さんにも相談し、軽さ(2,770g)、居住性(テントの中の広さ)を重視し、幾分安くなっていたMSR「エリクサー2(37032)」を購入。「ほんとうに、これ、テント?」というぐらい軽くて小さい。ソロキャンプでも2人用ぐらいがちょうど良いらしい。MSR(Mountain Safety Research)というブランドは初めて知った。

*

 テントを車に積んで店を出ると、雨が降り出してきていた。
 それほど急ぐわけでもないけれど、梅田入口から阪神高速に乗って、環状線東大阪線→第二阪奈道の宝来出口で降り、どこかで昼食を食べよう、うん、ラーメンが食べたいと思い、「天スタ(天理スタミナラーメン)」(平城店)へ。「天スタ」初体験。クタクタになった白菜が、少し辛いスープにとても合っていて、美味しかった。
 満腹になると、眠気が襲ってきた。少し休みたい気もしつつ、とりあえず今夜の食材を仕入れるために、“焚き火会”のみんなが御用達らしいPLANT(木津川店)へ。広い店内。肉や魚なども結構新鮮で美味しそうだった。ビール(もちろん、ぼくはSAPPORO「黒ラベル」)、焼酎(少し贅沢して「赤霧島」)、氷、肉、おやつ、乾電池、パンなど。

天理スタミナラーメン(ラーメンセット・餃子)

 車中では、昨日、FM802で流れてきてすごく懐かしかったスピッツの「まとめ」みたいなのと、宇多田ヒカル「SCIENCE FICTION」をYouTube Musicで流して、大声で歌っていた。そういえば、こういう遠出をひとりでするのはとても久しぶりだと思った。

*

 15時すぎ、キャンプ場(南山城ネイチャーヴィレッジTONDA@京都・南山城村)着。
 すでに“焚き火会”のメンバーの人たちは到着し、テントも立てて、ウクレレを弾き始めていた。3年ほど前に一度日帰りで参加したときに初対面だったKさんやSさんも、ぼくのことを覚えていてくれて、すごく嬉しかった。ずっとPTAのことでは相談に乗ってくれていた“焚き火会”の主催者であるKNさんとは初めてのキャンプで、このメンバーでウクレレを始めた人でもある(ぼくはまだウクレレには挑戦していない)。
 お互いの子どもを0才のころから知っているMさん一家、そしてNさん一家も違うブースですでにくつろいでいて、「お久しぶりですー」とあいさつをした(Nさん一家とは、10年ぶりぐらいの再会だった)。

 その後、購入したばかりのテント(MSR「エリクサー2」)を立て(ものすごく簡単だった!)、焚き火の薪に火を灯し、ビール×3、そしてあとはひたすら焼酎ロック。
 そこからの時間はもうあまり覚えていない。みんなのウクレレに乗って、沢田研二「時の過ぎゆくままに」(1975年。作詞:阿久悠/作曲・編曲:大野克夫名探偵コナン!)を唄ったり、この年度末大変だった閉校事業や、PTAや、学校のことや先生のことなど(おもに愚痴)を話したり、息子と同い年(12才)のMくんやTくんと、宇宙や環境持続社会(SDGs)について本気で語ったり、(翌朝気づくことになるのだけど)、夜中(1:29AM)に、Aちゃん(25年前ぐらいの彼女)にLINEを送ったり*1
 周りにはたくさんの家族連れやソロキャンパーの人たちがいて、さすがに21時以降は唄うことはなかったけど、それでもほんとは静かにしないといけなかったのに、快適すぎてまさに「時の過ぎゆくままに」話をしていた。ジュリー、偉大。


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*1:「例えば、元気な姿でいかりや長介的な『おいっす』ができますか?」って、約20年ぶりに送ってた

目黒の消印

 暑いんだか快適なんだかジメジメしてるんだかわからない一日。
 iPhoneのアラームが鳴る前に起床。「アラームをスキップ」をタップしてみる。そして、二度寝し、Cと五部林に寝坊したみたいに思われて癪。

 午後、買い物に出かけるために外に出て、ポストを確認したら、Aくんからの葉書。コンスタンティンブランクーシの《ポガニー嬢Ⅱ》のポストカード。もちろん、そんな名前の彫刻家をぼくは全く知らなかったので、検索したら、今、ちょうどアーティゾン美術館(旧ブリヂストン美術館)で展覧会を開催中(~7/7)みたい。「テキストの自動生成・個性の消去、量産の可能性」と書いてあった。そういう(手書きの)言葉が、とてもうれしかったし、愛おしかった。目黒の消印もうれしかった。

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 滅多に聞かないFM802を流しながら、スーパースポーツゼビオ大阪守口店へ向かっていると、スピッツ青い車」(1994)が流れてきた。それだけでも何か虚を突かれた感じで、急ブレーキを踏みそうになった。今でも口ずさめた。DJが「1994年、30年前の歌です」みたいなことを言ったときも驚いた。19才だった。Aくんと出会ったのも19才、20才(ハタチ)ごろだった。
 ゼビオでは「薪」を買った。以前から誘ってもらってた“焚き火会”に参加するため。

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青い車

青い車

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*

 その後、万代(太子橋店)で食料品や、明日の“焚き火会”のためのアルコール、つまみ、食材を購入。
 郵便局に寄ったり、ガソリンスタンドに寄ったり、いろいろして17時前帰宅。夕食(ぶり大根・鶏チャーシュー丼)の準備を始めていると、五部林帰宅。毎日、Yシャツ、体操服(上下)、その他洗濯物がたくさんあって、翌朝までに乾かないとならない(化学繊維なので乾きやすいけれど)ので、すぐに洗濯。これ、毎日続くのかと思うとウンザリ。やはり、体操服も「替え」が必要かも。

*

 今夜も19:30から、コミュニティ協議会の運営委員会があるので、18:30ごろ、五部林に「どうする?お父さん、会議で出かけるから早めに食べるけど」と訊くと「お母さんと食べる」と返答があったので、ヤクルト-阪神を見ながら、ひとりで夕食。アンダースローの青柳(晃洋)サン、ぼくは好きだ。申し訳ないけれど、ビシっと抑えている彼よりも、雨のなかバンバン打たれている彼が好きだ。
 C、19時すぎ帰宅。入れ替わりにぼくは自宅発。今年度最初の運営委員会は、新しい役員や運営委員関連の承認と、事業計画・予算案の承認がおもな議案。1時間ほどで終了。会議には五部林の通う中学校の校長先生も参加しているので、先日五部林がトイレのドアを壊した件について、平謝り。
 コミュニティ協議会で、ぼくは、書記を担当して3年目になる。今月の議事録は、補助金申請のために市役所に提出するため、いつもより早めに作成しなければならない。

*

 明日の“焚き火会”、お風呂に入ろうとする五部林に「明日、部活終わって、昼から、お父さんと“焚き火”しに行かへん?」とダメ元で訊いたら「ごめん、昼から遊ぶ約束してるから」と。当然だけれど、どんどん息子は遠ざかっていく。“焚き火会”、ほとんど知らない人ばかりで少し不安だけれど、基本「ソロキャンプ」で、近くに知っている人がいて、ご飯食べたり、お酒飲むときだけ、少し集まろう、という感じらしく、気を張らずに参加しよう。「ソロキャンプ」も初めてだけれど、なんとかなるだろう。ひとりで出かける、という贅沢を堪能しよう。天気は良さそうなので何より。

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■メモ(気になった本)

 

冷風

 久しぶりに晴れた一日。
 昨夜(ゆうべ)、「㐂六(きろく)」をガンガン呑んだので、もっと二日酔いになるかと思いきや、「ヘパリーゼ」の効果かそれほどでもなく。二日酔いの朝の一杯目の水がおいしい。
 朝食前、五部林、検尿。朝食時は、また五部林のサッカー部での背番号の話。1年生どうしで話し合っているらしいが、まだ決まっていないらしい。「今日中には、みんなで決めてきぃや」と告げる。

 8:30ごろ、エアコン設置業者から電話があり「9時にはお宅に着けそうです」と。
 22日に購入、そして、昨日、ほぼ一日かけて設置するためのスペースを確保したエアコン(TOSHIBA「RAS-K221DZ-W」)をいよいよ取り付け。ベテラン・中堅・新人と、明らかにわかる3人の人がやってきて、手際よく作業してもらい、10時すぎには終了。試運転時に冷風がエアコンから吹き出ると、これまで40度にもなろうかという自室で扇風機しかないなか過ごしてきた日々を思い起こし「今年の夏は天国になる!」と思った。
 その後、廊下やリビングに移動させていた物たちを自室に戻したり、洗濯したカーテンを着けたり、購入したものの、設置が面倒でずっと置きっぱなしになっていたBUFFALO「nasne」をセッティング。
 今日は在宅仕事だったCの仕事を少し手伝ったりもして、昼食。

*

 今日は部活オフだった五部林は13時すぎに帰宅。すぐに遊びに出かけた。
 宅急便で、先日購入したキーボード、Logicoolロジクール)「K950」が届き、さっそくセット。まだ慣れないけれど、確かにキーを打つ音がとても静か。ぼく的には、もう少し「打った」感がほしい(少し力を加えただけで入力されてしまう)。でも、これまで使っていた10年前に購入したDELL「KB213」よりはもちろん快適。

*

 17時前、家庭訪問に担任のH先生来宅。30分ほど、Cと3人でリビングで話す。
 まずは、先日の「トイレのドア破損*1」について平謝り。4月から今の中学校に異動してきたH先生は、若い先生で、素直な感じで、髪がサラサラで、彼のゆっくりでことばを選ぶ話し方に良い印象をもった。

 五部林は、小学校時代同様、クラスのムードメーカー的な存在になっており、授業中の「笑いをとる」発言も多いらしく、みんなから慕われているとのこと。H先生は、五部林の入部したサッカー部の顧問でもあるので、部活中の様子なども聞いた。とりあえず五部林の中学校生活スタートは順調に思えた。帰り際、五部林の部屋を見てもらったら、その汚部屋加減にH先生は辟易してた。

 その後、Cは、修理に出していた自転車を受け取りに車で豊中の方のお店まで。入れ替わりに五部林が帰宅し「先生、なんか言うてた?」と訊かれたので「クラスでもクラブでも、楽しそうにやってるって、先生言うてたよ」と言うと「それだけ?」としつこく訊いてくるので「五部林の部屋見てもらったら、その汚さに驚いてた」と付け加えたら「うげー」。
 19時から、この地域で今後実施される「高規格堤防(スーパー堤防)」についての住民説明会があるので、早めの夕食をつくり(ざるそば&うどん)、食べながら、五部林とふたりでNetflix立川譲監督「名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」の続きを見る。

*

 五部林の通う中学校の視聴覚室で開催された住民説明会(一昨年、昨年とあって、今回が3度目)。参加していた住民の人は20名ほどだったか。Cも5分ほど遅れて参加。
 市と国(国土交通省)の関連部署の人から3~40分ほどの説明を聞いて、その後質疑応答。基本的にぼくはこの「高規格堤防」事業にはやや反対の立場なのだけれど(ぼくとCがそれを目的に引っ越してきた大好きなS公園がなくなる)、すでに進んでいってしまっているものは仕方がないし、ぼくにとってはそのスピードが不十分だと感じるにせよ、こうして住民に情報提供・情報共有してくれようとしている、また住民からの声に応えようとしてくれている行政の人たちの姿勢には感謝したりもする。
 どうやら、ほんとうにS公園が使えなくなる(立ち入れなくなる)のは、今年の10月からになりそう。

 21時ごろ帰宅。

 五部林と少し話をすると、どうやら、サッカー部の背番号は「7」ではなく「9」になったらしい。9番って、すごくストライカーのイメージがある。日本代表でいえば、ゴンこと中山雅史岡崎慎司とか。(ロベルト・)レヴァンドフスキFCバルセロナ)も9番を付けていたような。五部林は決して点取り屋のタイプではないけれど、さて、どうなるか。背番号に負けてしまわなければ良いけれど。

 

■メモ(気になった映画)
 イルケル・チャタク監督「ありふれた教室」。テアトル梅田で5/17~。


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往復タクシー

 雨が降ったり止んだりの一日。
 朝から、一昨日購入したエアコン(TOSHIBARAS-K221DZ-W*1)を取り付ける準備のため(工事は明日)、自室の整理。本、衣類、配線コード、鞄など、エアコン設置面の壁側にあったものをとりあえず、廊下やリビングに移動。それから、カーテンも取り外し洗濯。さらには壁の裏側のベランダに室外機を設置するスペースを確保するため、カムカムとコムコム(亀2匹)の水槽の移動(もちろん水が入ったままでは重くて移動できないから、結局水の入れ換えをすることになる)。バルコニー床のタイル(けっこう重い)も貼り替えたり。なんだかんだで夕方近くまでかかってクタクタになって、ほっとひと息付いたところに、五部林帰宅(家庭訪問週間2日目なので、部活終了時間も早い)。

*

 急いで夕食の支度をして(豚しゃぶ・レトルトおでん、など)、五部林に「おかあさんが帰ってきたら、冷蔵庫から豚しゃぶ出して食べや」と言伝して、雨が強く降るなか自転車で行くのはしんどかったので、ぜいたくにもタクシー(タクシーアプリ「GO」で呼んだ)駅前の「海のや」へ。運転手さん、この辺りの道を知らないのか、カーナビ通りに走ってすごい遠回りされた。

go.goinc.jp

 以前から予定していた、PTA関連の人たちとの会合。初めて会うYさん、先日、自宅そばのS公園で愚痴大会+お花見をしたSさん、そして、Kさん、S本さんなど。年度末いろいろとゴタゴタしていた件についての話を聞いたり、大阪万博について話したり、もちろん、最近の市の教育行政や、各学校の様子の情報交換、その他、いろんな話をして、気づいたら23時前。楽しい時間だった。芋焼酎「㐂六(きろく)」をロックでしこたま呑んだ。「海のや」のお刺身と天ぷらは美味しかった。

*

 酔い覚ましに歩いて帰ろうとも思ったけれど、また雨が強くなってきていたので、帰りも「GO」でタクシー呼んで、自宅まで。
 Cはまだ起きていて、呑んで知った話の情報共有。その他モロモロ。
 久しぶりに体を動かして、酔っていたこともあって、すぐ爆睡。部屋の半分が何もなくなったスペースで広々と。

 

手振り足振り

 半袖だとちと肌寒い日。
 昨日、体調が悪く一日寝ていたCの調子はどうだろうと思いつつ、7時前に起きて朝食の準備をしていると、Cも起きてきた。「なんとか回復したみたい」と。五部林も起きてきて、3人でゆったりした朝食。
 忘れものがないようチェックさせつつ(中学校では忘れものがあると家に取りに帰ることになる)、「昨日のドア壊したこと、きちんともう一回先生やOさん(技術職員)に謝らなあかんよ」と、昨夜(ゆうべ)書いた*1『破損届』をクリアファイルに入れる。
 燃えるゴミを集めて、収集場に持っていこうと外に出たら、パラパラと雨が降り出しており、「傘、さして行きや」と、歯みがき中の五部林に声をかける。
 洗濯物は部屋干し。
 月末の支払の準備。ゴールデンウィークが絡むので、銀行営業日などの日程がよくわからず、早めに振り込んでおく。

*

 今日から週末までは中学校の家庭訪問週間。
 日頃、お弁当持参の生徒たちは、4限目終了後いったん自宅に戻ってから(昼食後)部活動へ再登校(部活に入っていない場合はそのまま帰宅)という流れのようだけど、五部林たち給食組は、そのまま学校で待機。いつもなら16時からの部活スタートが、今日は14時前スタートだったか。
 16時半すぎ、五部林帰宅。「今日は、H先生が家庭訪問、N先生は昨日の練習中にソフトボールが目に当たったからか学校休み、Y先生も体調が悪くて学校休みやったから、子どもだけの練習やった」と。決して広くはない校庭で、サッカー部、バレー部(男子・女子)、ソフトボール部、野球部などが活動しているから、そりゃ、どこからボールが飛んでくるかはわからない。

*

 夕食は、牛肉と豚肉の合い挽き肉があったので、ハンバーグ。
 Cから「帰りが遅くなる」と連絡があり、五部林とふたりで、昨夜(ゆうべ)行われたU-23アジア杯カタール大会(パリオリンピックアジア最終予選)日本-韓国をDAZNで見る。これまでのサッカー中継観戦とは明らかに違う五部林の視点に驚く。「見る人」ではなく「する人」だった。ボールを持っていない選手のことが気になっていたり、ボールを持ったときの“足さばき”にも目がいくようだった。「俺、足も左利きにする練習してんねん」と、今日やった練習の内容を(夕食中にもかかわらず、立ち上がって身振り手振り足振りで説明しながら)蕩々と話す五部林に、少し頼もしさを感じたり。でも、ポジションの流れを説明するときに、ハンバーグソースを指に付けてお皿の上でサッカーコートを描きだしたときは驚いた。それでも、前半の中継までで集中力が切れ、五部林は自室に戻り、友だちとゲーム。ここ数日は「ブロスタ(Brawl Stars)」をやってるようだった。

supercell.com

*

 21時前、C帰宅。
 食卓に置いてあったハンバーグに手をつけていないようなので「まだ食欲ないん?」と訊くと「うん、ちょっと」と、付け合わせのじゃがいもを口に運んだ。
 少し話をして、自室で横浜DeNA-阪神を見つつ、先日「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」を観に行ったときに、『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』が映画化されたことを知って、浅野いにお作品を少し読み返したくなっていたので、本棚にあった『おやすみプンプン』を4巻ぐらいまで。

dededede.jp

 

破損届

 湿気の多い日。
 7時前、Cから「体調悪いから、五部林の朝ごはんとかお願い」と告げられつつ起こされ、急いで支度。ぼくはすぐ体調が悪くなるけれど、Cにしては珍しいこと。
 7:30過ぎ、五部林を起こし、ふたりで朝食。昨夜(ゆうべ)書いた、五部林のサッカー部用「ユニフォーム購入申込用紙」と「クラブTシャツ購入申込用紙」を「これ、先生に渡しや」と言いながら「ユニフォームの背番号どうするん?」と五部林に訊くと、「今は3番と7番が空いてるらしいけど、俺は、ソト*1が好きやから、99番がいいねん」と。

「ソトって、サッカー選手じゃなくて、野球選手やんな?」
「うん、プロスピ*2のSランク」
「せっかくやから、サッカー選手にしたら?」
「でも知らんもん」
「7番、ええと思うけどな。確か、お父さんの好きやった中田英寿も付けてた」
「誰、それ(!)」
「ちょい待って(と、iPhoneで「サッカー選手 背番号 7」を検索)。エムバペとか、クリスチャーノ・ロナウドとか、わりと中心選手が付けてたみたいで、日本代表やったら、中田くんとか遠藤(保仁)とか、柴崎(岳)とか。へぇ、ボランチの人が多いみたいやん」
ボランチって、どこ?」
「中盤の下」
「俺、サッカーのポジションとか、ようわからへんねん。“オポジット”しかわからへん」
オポジット?そんなポジションあったっけ?(と、また「オポジット ポジション」と検索)…あれ、オポジットって、バレーのポジションやん」
「え、そうなん?左利きはオポジットがいい、とか、A(バレーボールをずっと習っている友人)から聞いたんやけど」
「五部林はストライカーとか、ドリブラーじゃないような気がするし、ディフェンダーはもっとガッチリした子がやるやろうから、ボランチの7番、かっこええやん。他のみんなと話し合って、もし誰も7番付けたい人おらへんかったら7番にしたら」
「うん、別に何番でもいいけど」
「そうやんな、五部林の好きな番号にして、3年間それ付けてたら、きっとどんな番号でも愛着が湧くと思う」
「へーい」

 そんな会話で朝食を終えて、週明けのたくさんの荷物を持って五部林は中学へ。

 朝食の片付け&洗濯機のスイッチを入れて、Cのところへ。

「どんなふうにしんどいん?」
「とにかく吐き気がする。寝る」
「何か欲しいものある?」
「オレンジジュースと●×※▽」
「え?オレンジジュースとわらび餅?」
「わらび餅ちゃうわ(笑)、ヨーグルト!
「わかった。また買ってくるわ」

 その後、少し事務作業をして、洗濯物を干して、カムカムとコムコム(2匹の亀。5~6年前ぐらい、五部林が公園から持って帰ってきて、当時は小指の先ぐらいの大きさだったのに、今ではぼくの手の平よりも大きくなった)の水槽を掃除し、11時前、買い物へ。
 Mスーパーで野菜、肉、牛乳、卵、その他モロモロと、Cが欲しがっていたオレンジジュースとわらび餅ではなくヨーグルトを購入。Mスーパーに隣接するクリーニング屋で、先日出した、ぼくとCのスーツ(五部林の卒業式・入学式で着用)、それからお気に入りのパタゴニア(patagonia)のジャケットを受けとる。

 帰宅し、Cに食材を与え、「しんどいときにごめんやけど、今年、俺の部屋にエアコン付けてもいい?」(もちろん、食材を与えた者としての優位を利用して)と頼むと「ええんちゃう」と言ってくれたので、自室に戻り、取付位置のサイズなどを測る。
 今の家には約6年前(2018年・9月末)に引っ越してきたのだけど、そのとき、ぼくはぜいたくな気がして自分の部屋(といっても、竣工図には「納屋」と表示されるほどの1520mm×3000mmぐらいのスペース)にはエアコンを付けなかった*3。2018年の冬、そして2019年の夏以降、6度の冬と、5度の夏をエアコンなしで過ごしてきたけれど、冬はなんとかなるとして、夏は40度越えする日もあるぐらい、ずっと30度代後半が続いていた。50才になる夏を前に、そろそろ熱中症になってもおかしくないと思い、ちょうど2024年シーズン機種の発売前、旧型が安くなるこの時期を狙って、エアコンを付けたいと以前から思っていた。

 

 自室のエアコン取付位置のサイズメモと、何枚か写真を撮って、Joshinへ。
 やはり今が旧型(2023年モデル)が安くなる時期で、まだ取付工事日程にも余裕があるので「買い頃です」と店員さんに言われる。これまで「エアコンのない部屋で過ごしていた」と告げると、すごく驚かれた。
 当初はいちばん安いタイプで良いと思っていたけど、フィルター掃除の面倒くささや、今後値上がりする電気代のことを考え、すべて兼ね備えた上位機種、というわけではないけれど、それなりの機能を備えた、TOSHIBARAS-K221DZ-W」に決定し、いろいろと値引交渉&手続き。エアコン本体・87,780円+取付工事費・14,800円=102,600円(税込)(5年保証付き)を無利子分割3回払いで。
 取付は25日なった。部屋を片付けなければ。あとは、ベランダに置いている、カムカムとコムコムの水槽の移動場所も確保しなければならない。

 自宅に戻り、14時前と16時前、小学校の「下校時見守り活動」に。
 昨年度(3月)までは、小学校の保護者としてPTA活動の一環として、年3~4回ぐらいの「下校時見守り活動」の当番を務めていたが、五部林が小学校を卒業した今年度からは、地域活動(町内会・コミュニティ協議会)の一員として活動することにした。活動する人が少ないからであり、少しでも協力したいと思ったからだ。そして、今日がその初日だった。
 保護者として活動していたときは、腕章と旗を持っていたけれど、地域活動の当番は、蛍光色(緑)のジャケットと帽子の着用しなければならず、出かける前に着用した自分を鏡で見てみると、一気に「ジジイ感」が増していた。

 「お父さん、あと1個、報告せなあかんことがあんねんけど」
 「え、何、もう(学校から支給されている)iPadを壊したとかじゃないやろな?*4
 「違(ちゃ)う。iPadじゃない。トイレのドア」
 「え?トイレ?」
 「うん、給食の後、トイレ行ったらJがおって、なんでか知らんけど、急に(個室に)閉じ込めてきたから、やり返そうと思って、Jを閉じ込めて、ドアに体当たりしたら、そんなに強く体当たりしてないのに(と、ぼくに体当たりしてきて)、これぐらいの力やったのにドアが外れた」
 「それで?」
 「すぐにH先生呼んで、そしたら、サッカー部のN先生も来て、Jとめっちゃ怒られた。理由を訊かれて、説明して、ドアは技術職員のOさんがすぐ直してくれたんやけど、2年生とかもみんな見に来て、めっちゃ恥ずかしかった」
 「きちんと先生に謝った?学校のもの壊したら、そりゃ弁償しなあかんくなるやんな?」
 「うん、ちゃんと先生には謝って、ふざけてそんなことはこれからしません、って言うて、Oさんにも謝った。それでこれ書いてきなさいって(と、A4の『破損届』の用紙を見せられた)」
 「(すでに内容が書かれていた『破損届』を読んで)え、中学やとこんなん書かなあかんねや」
 「うん、これ書いて、明日、担任のH先生と、生活指導の先生と、Oさんと、教頭先生のところにまた謝りに行くねん。<保護者から一言>の欄に、お父さんも書いて」
 「何書いたらええのん?」
 「…わからん。ごめん」

 夕食は、Mスーパーで買ってきた惣菜と、紅鮭を焼いた。Cはまだ食欲がないらしく、呼びに行った五部林によると「スマホでドラマ見てた」らしい。
 ふたりで、Netflix立川譲監督「名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」を見た。

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 片付けをした後、『破損届』の<保護者から一言>欄に

 学校の施設を破損してしまい、申し訳ありませんでした。帰宅してから、本人から事情を詳細に聴き、本人は大変反省している様子でした。以後、このようなことがないように強く注意をしておきました。また学校でも気になる点があれば、ご連絡ください。2024.4.22 ●● ●●

 と、もっともらしいことを書いた。こんなので良いのかわからないけれど。

 どーでもいいことだけれど、学校のほとんどの配布物(五部林の勉強用のプリント含め)が「B5(またはB4)サイズ」なのはまだ許せるとして(今どき、なぜ?」とは思わなくもないけれど)、ときどき今回の『破損届』のように「A4(A3)サイズ」が混じるのはなぜなんだろう?と、ずっと思う。統一しよう、とか、統一したい、とか、思わないんだろうか。作成時も印刷時も保管時も面倒だろうに。

*1:ネフタリ・ソトのこと。現・千葉ロッテマリーンズ所属のプロ野球選手。去年まで横浜DeNAベイスターズにいた。ぼくの印象は空振りかホームランかという選手

*2:五部林がハマっているスマホゲーム「プロ野球スピリッツA」のこと

*3:でも、建築業者の人が「ぜったい、今後必要になると思います」と言って、壁にはコンセントと穴を開けてくれていた

*4:小学校3~4年ごろ、コロナ禍直前に学校から支給されたiPadを、五部林はすぐに破損(画面割れ)した前科がある

遺伝なんて信じない

 小雨降る一日。
 今朝は、中学に入って初の練習試合ということもあって、五部林は6:30起床。朝食担当のCもそれに付き合い、ぼくも7時前に目覚め。「サッカー部のLINEで『おにぎりとか持って来た方がいい』って」と五部林がCに伝え、「それ、昨日の夜に言うてくれる?急にご飯とか炊かれへんし、冷やご飯でガマンして」と、軽く怒り。7:30ごろ、五部林は自宅を出た。

 

 9時すぎ、Cとふたりで中学校の校庭へ。
 すでに何人かの保護者が来ていて「試合開始は9:30」と教えてもらう。練習試合の相手は、隣のK市の三中。2年生以上の部員たちは、すでにおそろいのユニフォーム(上がワインレッド、ズボンが黒で、ヴィッセル神戸みたいでカッコよかった)を着用しており、五部林たち1年生は体操服(体操服も、半袖シャツ以外Hはワインレッド)。雨は止んでおり、どこでどんなふうに観戦・応援して良いかわからず、ウロウロ。相手校は、白地に青字で校名と背番号のユニフォーム。これまたシンプルで良かった。
 五部林たちのサッカー部は、3年生が2人しかおらず、その2人も外部のクラブチームに入っているため公式戦には出場できないが、今日のような練習試合は出場できるようで、先発メンバーは、その2人と、あとは2年生9名(2年生は16名在籍)で試合開始。
 小学校時代、五部林と仲が良くずっと遊んでいた1つ上のLくん、Kちゃん、Yくん、YMちゃん、Sくんたちも人先発出場、とくにLくんのプレイはすごかった。試合当初から、ぐいぐいと相手陣内に攻め込み、チャンスも多かった。前半のうちにLくんのセンタリングで1点入った。五部林たち1年生は、副審係の2年生に付いて、ボール拾い。そのうちのひとりが「オフサイドって何?」と2年生に訊いていて、五部林がそれを説明していたのだけど、どうもふたりともよくわかっていない様子。大丈夫か。

 後半、なんかひとりだけ赤ジャージの子がいるなぁと、何気なく見ていたら、なんと五部林だった!
 Cが気づいているかと校庭を見回してもいなかった(後から聞いたら「トイレに行ってた」と)。小学校時代、毎週水曜日のサッカー教室には通っていた(他の同級生が週に何日も塾やスイミングなどに通っているなか、五部林唯一の「習い事」だった)けれど、試合に出られるのは週2回通っている子どもたちだけだったので、五部林が試合に出ているのを見るのは初めてでとても興奮した。
 今朝、五部林自身も「どうせ、俺は試合には出られへんで」と言っていたし、ぼくもCも出られたとしても、後半の数分だろうと思っていたので、こんなふうに後半スタートから試合に出られることは想像しておらず「これならちゃんとしたビデオカメラを持ってくるべきだった」と後悔しつつ、iPhoneで撮影。
 五部林のプレイは、ぼくが想像していたよりもキビキビしていて、1年生の「くせに」味方への指示はすでに一丁前だった(そこはぼく譲りか)。そして、後半の中頃、相手ゴールキーパーが味方のパスを弾いて、こぼれたところを、五部林、すかさずシュート、なんとその初シュートが初ゴールになってしまった。撮影した動画を後から見ると、ぼくの「五部林、そこ、いけ、いけ、…ヤッターーーぁ!!!」とうるさい声が収録されていたけど、とてもうれしかった。
 止まっているボールさえうまく蹴れないぼくの息子とは思えない快挙。ゴール後、先輩に抱きかかえられた五部林の笑顔も素晴らしかった。そして、Cを探したけれど、まだ不在(後から聞いたら、トイレの後、学校探検をしていたらしい。怒!)。

 その後、五部林以外の1年生も何人も交代で入ってきて、Rくんもゴールを決めたり、他の子どもたちもとてもうまかった。そして何より良かったのが、みんな、とても声を出していたこと。指示はもちろん、チームメイトのプレイに対して、いちいち「ナイス!」とか「ドンマイ!」とか声をかけていて、普段、そういう「仲間」とか「友情」とかに触れていないぼくにとっては眩しすぎたけれど、彼らの姿は素直に称賛できた。

 試合は3-0で勝利。
 雨が強くなるなか、相手のK三中(五部林たちのチームよりももっと部員が少なくて、彼らには交代要員がいなかった)もとてもがんばった。
 その後、自分たちのチームでの紅白戦もやって、終わったのは12時すぎ。ずぶ濡れになった五部林や、その他みんなの姿や表情は「洗濯、どうしようかな、体操服は1着しかないのにな、乾くかな」と思うぼくの心配なんて何も考えていない(当然)清々しいものだった。スポーツの良さ、ってこれなのか、と、50を前にして初めて実感した。
 五部林を抱きしめたくなったけど、嫌がるだろうから止めておいた。
 ぼくは遺伝なんて信じない。

 Cとぼくは、顧問の先生にあいさつと「とっても興奮しました、ありがとうございます」とお礼を言い、先に帰宅。
 冷凍パスタをチーンして、3人で「怪獣8号」(第2話)を見ながら昼食。
 「お父さん、昨日『明日の試合勝ったら、ゲームの時間延長してくれる』って、約束したやんな?」と言われ、確かにそう言った覚えがあったので、iPhoneのスクリーンタイムを開き、1時間→3時間に変更。昼食後、すぐにサッカー部の友だちと遊ぶ、と言うので、以前記念品でもらったQUOカード(1,000円分)を「みんなで、お菓子でも買って初勝利のお祝いしぃ」と渡す。
 雨のなか、五部林が遊びに行った後、ただ観戦・応援していただけのCとぼくは、なんだか疲れてしまい、昼寝。

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 夕方、インターホンの音で目覚め、出てみると宅急便。なんと、Oさんからクール宅急便で「うなぎ(浜名湖にある「うなぎ処・勝美」の「真空パック・うなぎ白焼き3本セット」)」が届いたのだった。感激。
 先日、Oさんから「昨年度の小学校の閉校事業では、ご夫妻にはほんとうにお世話になったので、そのお礼として週末旅行に行った際、ぜひお土産をお送りしたいので、ご自宅の住所を教えてもらえますか?」と連絡があり、「恐縮」ということばを知らないぼくは「ありがとうございます!良い旅を!」と住所を教えていたので、何かは届くのだろうと思っていたけれど、まさか「うなぎ」が届くとは思わなかった。
 Oさんは、昨年度(先月末まで)、ぼく夫婦が関わっていた(五部林が通っていた)小学校の閉校事業実行委員会でいっしょに活動してきた人であり、その小学校の第1期生でもあったので委員長を務めていた人だった。先週の日曜には、最後の実行委員会が開催され、その後、打ち上げもあったのだけれど、訳あってぼくとCは参加しなかったけど、Oさんにはきちんとごあいさつしておきたいと思っていたのに、逆にOさんから先にお礼をいただいたことは、心底「恐縮」した。急いでお礼のお手紙を送ろうと思った。

 夕食は、当然、Oさんからいただいた「うなぎ」。
 少し炙って、炊きたてのご飯に載せて、付属のタレをかけたうな重と、炙っただけの「白焼き(?)」を食べた。魚全般が苦手な五部林も、とても美味しそうに食べていた。「山椒をチラッとふりかけると、うなぎの味が引き立つなぁ」なんて言っていた。
 Oさん、ほんとうにありがとうございます。ごちそうさまでした。

 夕食後、先日の「クラブ懇談会」でサッカー部顧問の先生から渡されていた「ユニフォーム購入申込用紙」と「クラブTシャツ購入申込用紙」、そして「休日の地域部活動への参加申込書」を記入する。
 ユニフォーム+クラブTシャツ一式で、約15,000円。毎日毎日イタい出費が続くが、今日は「五部林の初出場・初ゴール」の日でもあるし、気前良く。

 

 今日で、2020年(ごろ)から加入していた「Apple One」サービスを解約。
 ファミリープランで1,980円/月払っていたけど「Apple TV」と「Apple Arcade」を家族誰も活用することがなかった。普段、GmailGoogleドライブを使っていて、家族で写真をGoogleフォトで保存しているので、「Google One」(プレミアムコース・2TB・年額13,000円=1,083円/月 ※5ユーザーと共有可)とYouTube premium(ファミリーコース 2,280円⁠/月)併用でやってみることにしました。家族全員iPhoneiPadユーザーだけど、PCはWindows

 動画含めて、サブスク(サブスクリプションサービス)の管理って、ほんとに難しい。

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 4/20(AM2:00)~4/22(AM2:00)(日本時間)までオープンベータ版をプレイできた『XDefiant(エックスディファイアント)』(UBISOFT)、ずっと気になってたけど、結局プレイできず。残念。『ディビジョン2』(〃)も久しくやってない。うーん。

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■メモ(気になった本・CD)