中高生料金

 5月がはじまる。一日中雨。半袖だと肌寒かった。
 7時すぎ起床。朝食をつくる。(5枚切りの)食パン(とろけるチーズのせ)・目玉焼き、ハム、サラダ(昨日とまったく同じメニュー)。今朝もCが不在なので、五部林とふたりで。今朝も牛乳がなく「ザバスSAVAS)ジュニアプロテイン(ココア味)」は飲めず、五部林は残念がっていた。「今日は部活もないみたいやし、帰ってきたら、散髪に行こう」と誘う。「わかった。でも、せっかく部活ないから、遊びに行ってからでもいい?」と訊かれて「いいよ」と答える。
 プラゴミの日。プラスチックだけ分別して出す、という習慣になってから何年ぐらい経っただろう?と思う。汚れが着いたプラスチックは、なるべく洗って出すようにしているけれど、油汚れとか、紙がのり付けされているものとか、ほんとうにどこまで出していいのか、今でもわからない。そして、ほんとうにこの「分別労力」は、地球環境のために役立っているのか?という根本的疑問もよくわからない。

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 先月いっぱいで家族3人分のスマホiPhone)にインストールしていたウイルス対策ソフト(トレンドマイクロ社「ウイルスバスター」)を解約。YouTube premiumも、Appleから(App Store経由)ではなく直接YouTubeのウェブページから契約した方が安いと(今さら)知ったので、こちらも先月末で解約し、本日改めてウェブページで申し込み。YouTubeで唯一有料チャンネルメンバーに登録していた「ポリタスTV」(津田大介らがMC)も、ちょうど今日が更新日だったので解約。報道ヨミトキの青木理や浜田敬子、辻田真佐憲との時事放談を好んで見ていた。そこで行われる会話が好きで、応援する気持ちで1,190円を毎月支払っていたけれど、少し節約、少し休憩。

 


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 午後、C帰宅。義母の通院のため、一昨日から実家に帰っていたCから義母の様子を聞いたり、今回、夕食(Cは辛いものが苦手なのに韓国料理)をいっしょに食べたCの大学時代の友人・Nちゃん一家の近況(Nちゃんには中3と、五部林と同い年の中1になった娘がいる)を聞いたり。
 Cと話していると、15時すぎ、五部林帰宅。雨の降るなか、すぐにRの家に遊びに行った。

 17時すぎ、五部林、再度帰宅。
 約束どおり、ふたりで、理容プラージュ(大日店)へ。散髪へ行くのは、五部林の卒業式(3/18)の前に行ったきりだから、1.5ヶ月ぶりぐらい。ずいぶん前から、五部林には「お店の人に自分で切って欲しい髪型を自分で伝える」ことを課しているので、お店までの車中で、いつものとおり「どんな髪型にしよっかな、どうやって言うたらええかな」と考えていた。小6のころから五部林が仲良くなったRは、とてもオシャレな男の子で、彼の影響もあって、五部林はやたらと髪型や「頭のオシャレ」には気を遣うようになり、朝はドライヤーでセットしたりもしている(そのくせ、着る服とかにはとても無頓着なのだけど)。
 お店に着いて、隣どうしの席に座ると、お店の人が「お父さん、(息子さんの髪型)どうしますか?」と(必ず)訊いてくる。そこですかさず五部林が「あ、自分で言います。後ろの方は短めにしてください。それから、前髪は眉毛にかかる程度であまり切らないでいいです。耳にかかった髪の毛は切ってください。あとは、全体的に梳(す)いてもらいたいです」と、きっちり伝えた。ぼくは「とにかく短く。横と後ろは刈り上げてもらって大丈夫です。あと、ぼくも息子もシャンプーと顔剃りしてください」という程度。
 髪を切ってもらっていた五部林と店の人の会話で「ぼく、何年生?」「中1です」というやりとりが聞こえたときには「あ、しまった!」と思った。まだ小学生でも充分いける見た目なので、店に来る前に「もし店員さんから、学年とか年齢を訊かれたら小6、12才って答えてや」と言っておかなければならなかった。
 ぼくよりも五部林の方が散髪が終わるのが遅かった。会計のとき、やはり、中高生料金(カット・顔そり付1,540円+シャンプー料金330円)をとられた。小人料金なら1,210円だったのに。ちなみに、大人料金は1,760円。
 Cは「夕食は要らない。寝る」と行っていたので、散髪屋の近くの「ステーキのどん」(門真店)で夕食。ぼくは「激アツステーキ〈ネギ&ガーリック〉」、五部林は「激アツステーキHOT(少し辛い)」を注文。五部林がドリンクバーを付けると言ったので、店員さんに伝えると「お子さんは、おいくつですか?」と訊かれて、ちょっとギョッとしたけれど「小学6年生です」とぼくが応えたら「小学校高学年のお子さんは、160円でドリンクバーを付けられるので、そちらにしておきますね」と言われ、ぼくと五部林は目が合ってふたりで苦笑い。大人だと250円だった。
 注文時は何が「激アツ」なのかよくわからなかった。ステーキの温度が「熱い」のかとも思ったけれど、たぶん肉の「厚さ」なんだろう。どちらにしても、少し贅沢な夕食だった。ネギ&ガーリックとHOT、それぞれの肉をふたりで半分ずつにして食べた。食事中、散髪したての髪型をiPhoneで写真を撮って五部林に見せてあげると、とても気に入った髪型になっていたようでとても気分が良さそうだった。「お父さん、もうすぐ暑くなるから坊主にしたら良かったわ」と言うと、「同じクラスのMちゃんは、野球部で坊主やで。気持ち良いから、いっつも頭触らせてもらってんねん」と言い、その他にも学校のことや、サッカー部のことなど、たくさん話をしてくれた。

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 夕食後、オンラインで購入していた本棚(コミックラック薄型4段 (NA) 2個セット)が店舗に届いたというメールをもらっていたので、ニトリ(守口大日店)へ。和室に山積みなっているマンガ本用。
 受取後、店内をウロウロしていると、五部林が「ゲーミングチェア(座椅子)が欲しいなぁ」と言うので、「それは贅沢。お父さんは、イスの上に分厚い座布団がほしい。いっつもお尻痛いねん」と返す。ニトリでもたくさんのゲーミングチェアの品揃えがあることに驚いた。

www.nitori-net.jp

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 本棚を車に積み、今は1足しかなく、雨で汚れたときに替えがない五部林のサッカースパイクを購入するため、近くのスーパースポーツゼビオ(大阪守口店)へ。
 五部林は、PUMA(プーマ)「フューチャー7プレイTT+Mid Jr」のデザインが気に入っていたけれど、23.0cm、23.5cmと履き比べてみても、どうしてもサイズと幅(ワイズ)が合わないようで、「きっと、同じサイズでも、靴の会社によって、幅とか違うんちゃうかな?、これ一回履いてみたら?」とUMBRO(アンブロ)の23.5cmの靴を履かせてみたら、「わ、これ、履きやすいし、幅もキツくないわ」と言っていて、ちょうど店員さんがいたので「やっぱり、同じサイズでもメーカーによって幅とかは違うもんですか?」と訊いたら、「そうですね、PUMAやadidasNIKEなんかは幅は狭めだと思います。ASICSやMIZUNO、それからこのUMBROなんかは、比較的広めですね。幅がきっちり合って、やはり普通の靴と違ってサイズも合ってないと、大きめのサイズだとボールを蹴るときには感覚が違って地面を蹴ってしまうこともありますよ」と教えてくれた。
 その後、五部林は「やっぱり、これにするー。ギラギラしててカッコええかも」と、UMBRO(アンブロ)「エバーブルーSL WD HG UZ4VJA01WX)」を選んだ。同じ売り場に売っていたシューズドライヤー(吸湿剤)も購入。
 レジに向かう途中、さっき、夕食中話していたMちゃんが「五部林~!」と近づいてきて、「お父さん、さっき話してたMちゃんやで!」と言うのでかなり驚いたけれど、確かに彼の坊主頭は触り甲斐のある素晴らしい五厘刈りだと思った。五部林は店内で、近くにMちゃんの母親らしき女性がいるにも関わらず、彼の坊主頭を(ムツゴロウさんが動物をあやすときのように)クリクリとモシャモシャと触っていた。Mちゃんに「こんにちはー」、Mちゃんの母親らしき女性にも「こんにちは。中学で同じクラスの●●の父親です。お世話になってます」とあいさつ。

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 帰路の途中、イオンタウン守口内にあるイオンフードスタイルダイエー)(守口店)に寄り、食料品を購入。「ザバスSAVAS)」を飲むために、五部林は牛乳を2本購入した。それから、ガソリンスタンドで給油。たくさんお金を遣った夜だった。
 帰宅して、まだ寝ていたCに向かって、五部林が「お母さ~ん、散髪してきた~!」とお気に入りの髪型を見せ、「スパイクも買ってもらった~!」とスパイクを見せ、「ええやん、すごい、カッコええやん」と寝起き声でCが言っているのが聞こえた。五部林はスパイクをiPhoneも撮影していた。まだまだかわいい。

 

■気になった本(メモ)

新美南吉『ごんぎつね でんでんむしのかなしみ:新美南吉傑作選』(新潮文庫
→なぜ、今、新美南吉?と思いながらも、新美南吉フリークであるぼくは、もちろん岩波文庫やハルキ文庫版も持っているけれど、やはり気になる。

磯部涼『令和元年のテロリズム』『ルポ川崎』(新潮文庫
→『令和元年の~』も新潮文庫の新刊。磯部涼の文章を読んでいると、サブカルに浸っていた2~30代のころを思い出す。40代になり、子を育てていると、サブカルも“本カル”もなかったが、今、また読みたいと思ってきている。子育てが落ち着いた、というわけではない。たぶん、ぼくは、またそこに戻って、そこから始めようとしたいのだと思う。

・イリナ・グリゴレ『優しい地獄』(亜紀書房
→冒頭の、

 ルーマニアの南地方の小さな村の真ん中に白いボロボロの病院があった。あまりの小ささに、普通の家にしか見えなかった。私はあの病院で生まれた。その前を車で通るたびに、一瞬しか目に映らない建物の白い壁と庭に植えられた薔薇の花は、私にいつも特別な 印象を与える。母は「ここはあなたが生まれたところだよ」といつも、行きにも帰りにも言うが、「こんなところに生まれてどうする」と小さいころから思ってきた。

 という一段落を読んだときに、何かビビビときた(松田聖子のように)。「こんなところに生まれてどうする」、まさに、ぼくらはほんとうにどこに生まれてたとしてもそうだと思う。