時の過ぎゆくままに

 8時すぎ、起床。
 9時からサッカー部の練習がある五部林と軽く朝食を摂り、「ザバス(SAVAS)ジュニアプロテイン(ココア味)」を牛乳に溶かしてふたりで飲む。ぼくが子どものころに飲んでいた「ミロ(MILO)」との味の違いがわからない。背が小さく、体の線も細い五部林は、サッカー部の先輩たちが「ザバス」を飲んでいることを知り、飲みたくなったみたい。

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 朝食後、“焚き火会”の準備を始める。
 家族でのキャンプと、ソロキャンプの違いがよくわからないので、ひと通り車に積めたら、けっこうな量になってしまった。キャンプに行くときは、たいていCが準備も片付けもしてくれるので、道具が仕舞ってある場所をまだ寝ているCに尋ねながら。
 テントは家族用(3~4人用)の大きなものしかなく、かなり重い。そして、いつも立て方がわからず、イライラする。よって、予定よりも少し早めの10時半過ぎに家を出て、石井スポーツ(リンクス梅田店)へ。年に数度使うか使わないかのぼくには少々もったいないような気もしたが、店員さんにも相談し、軽さ(2,770g)、居住性(テントの中の広さ)を重視し、幾分安くなっていたMSR「エリクサー2(37032)」を購入。「ほんとうに、これ、テント?」というぐらい軽くて小さい。ソロキャンプでも2人用ぐらいがちょうど良いらしい。MSR(Mountain Safety Research)というブランドは初めて知った。

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 テントを車に積んで店を出ると、雨が降り出してきていた。
 それほど急ぐわけでもないけれど、梅田入口から阪神高速に乗って、環状線東大阪線→第二阪奈道の宝来出口で降り、どこかで昼食を食べよう、うん、ラーメンが食べたいと思い、「天スタ(天理スタミナラーメン)」(平城店)へ。「天スタ」初体験。クタクタになった白菜が、少し辛いスープにとても合っていて、美味しかった。
 満腹になると、眠気が襲ってきた。少し休みたい気もしつつ、とりあえず今夜の食材を仕入れるために、“焚き火会”のみんなが御用達らしいPLANT(木津川店)へ。広い店内。肉や魚なども結構新鮮で美味しそうだった。ビール(もちろん、ぼくはSAPPORO「黒ラベル」)、焼酎(少し贅沢して「赤霧島」)、氷、肉、おやつ、乾電池、パンなど。

天理スタミナラーメン(ラーメンセット・餃子)

 車中では、昨日、FM802で流れてきてすごく懐かしかったスピッツの「まとめ」みたいなのと、宇多田ヒカル「SCIENCE FICTION」をYouTube Musicで流して、大声で歌っていた。そういえば、こういう遠出をひとりでするのはとても久しぶりだと思った。

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 15時すぎ、キャンプ場(南山城ネイチャーヴィレッジTONDA@京都・南山城村)着。
 すでに“焚き火会”のメンバーの人たちは到着し、テントも立てて、ウクレレを弾き始めていた。3年ほど前に一度日帰りで参加したときに初対面だったKさんやSさんも、ぼくのことを覚えていてくれて、すごく嬉しかった。ずっとPTAのことでは相談に乗ってくれていた“焚き火会”の主催者であるKNさんとは初めてのキャンプで、このメンバーでウクレレを始めた人でもある(ぼくはまだウクレレには挑戦していない)。
 お互いの子どもを0才のころから知っているMさん一家、そしてNさん一家も違うブースですでにくつろいでいて、「お久しぶりですー」とあいさつをした(Nさん一家とは、10年ぶりぐらいの再会だった)。

 その後、購入したばかりのテント(MSR「エリクサー2」)を立て(ものすごく簡単だった!)、焚き火の薪に火を灯し、ビール×3、そしてあとはひたすら焼酎ロック。
 そこからの時間はもうあまり覚えていない。みんなのウクレレに乗って、沢田研二「時の過ぎゆくままに」(1975年。作詞:阿久悠/作曲・編曲:大野克夫名探偵コナン!)を唄ったり、この年度末大変だった閉校事業や、PTAや、学校のことや先生のことなど(おもに愚痴)を話したり、息子と同い年(12才)のMくんやTくんと、宇宙や環境持続社会(SDGs)について本気で語ったり、(翌朝気づくことになるのだけど)、夜中(1:29AM)に、Aちゃん(25年前ぐらいの彼女)にLINEを送ったり*1
 周りにはたくさんの家族連れやソロキャンパーの人たちがいて、さすがに21時以降は唄うことはなかったけど、それでもほんとは静かにしないといけなかったのに、快適すぎてまさに「時の過ぎゆくままに」話をしていた。ジュリー、偉大。


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*1:「例えば、元気な姿でいかりや長介的な『おいっす』ができますか?」って、約20年ぶりに送ってた