遺伝なんて信じない

 小雨降る一日。
 今朝は、中学に入って初の練習試合ということもあって、五部林は6:30起床。朝食担当のCもそれに付き合い、ぼくも7時前に目覚め。「サッカー部のLINEで『おにぎりとか持って来た方がいい』って」と五部林がCに伝え、「それ、昨日の夜に言うてくれる?急にご飯とか炊かれへんし、冷やご飯でガマンして」と、軽く怒り。7:30ごろ、五部林は自宅を出た。

 

 9時すぎ、Cとふたりで中学校の校庭へ。
 すでに何人かの保護者が来ていて「試合開始は9:30」と教えてもらう。練習試合の相手は、隣のK市の三中。2年生以上の部員たちは、すでにおそろいのユニフォーム(上がワインレッド、ズボンが黒で、ヴィッセル神戸みたいでカッコよかった)を着用しており、五部林たち1年生は体操服(体操服も、半袖シャツ以外Hはワインレッド)。雨は止んでおり、どこでどんなふうに観戦・応援して良いかわからず、ウロウロ。相手校は、白地に青字で校名と背番号のユニフォーム。これまたシンプルで良かった。
 五部林たちのサッカー部は、3年生が2人しかおらず、その2人も外部のクラブチームに入っているため公式戦には出場できないが、今日のような練習試合は出場できるようで、先発メンバーは、その2人と、あとは2年生9名(2年生は16名在籍)で試合開始。
 小学校時代、五部林と仲が良くずっと遊んでいた1つ上のLくん、Kちゃん、Yくん、YMちゃん、Sくんたちも人先発出場、とくにLくんのプレイはすごかった。試合当初から、ぐいぐいと相手陣内に攻め込み、チャンスも多かった。前半のうちにLくんのセンタリングで1点入った。五部林たち1年生は、副審係の2年生に付いて、ボール拾い。そのうちのひとりが「オフサイドって何?」と2年生に訊いていて、五部林がそれを説明していたのだけど、どうもふたりともよくわかっていない様子。大丈夫か。

 後半、なんかひとりだけ赤ジャージの子がいるなぁと、何気なく見ていたら、なんと五部林だった!
 Cが気づいているかと校庭を見回してもいなかった(後から聞いたら「トイレに行ってた」と)。小学校時代、毎週水曜日のサッカー教室には通っていた(他の同級生が週に何日も塾やスイミングなどに通っているなか、五部林唯一の「習い事」だった)けれど、試合に出られるのは週2回通っている子どもたちだけだったので、五部林が試合に出ているのを見るのは初めてでとても興奮した。
 今朝、五部林自身も「どうせ、俺は試合には出られへんで」と言っていたし、ぼくもCも出られたとしても、後半の数分だろうと思っていたので、こんなふうに後半スタートから試合に出られることは想像しておらず「これならちゃんとしたビデオカメラを持ってくるべきだった」と後悔しつつ、iPhoneで撮影。
 五部林のプレイは、ぼくが想像していたよりもキビキビしていて、1年生の「くせに」味方への指示はすでに一丁前だった(そこはぼく譲りか)。そして、後半の中頃、相手ゴールキーパーが味方のパスを弾いて、こぼれたところを、五部林、すかさずシュート、なんとその初シュートが初ゴールになってしまった。撮影した動画を後から見ると、ぼくの「五部林、そこ、いけ、いけ、…ヤッターーーぁ!!!」とうるさい声が収録されていたけど、とてもうれしかった。
 止まっているボールさえうまく蹴れないぼくの息子とは思えない快挙。ゴール後、先輩に抱きかかえられた五部林の笑顔も素晴らしかった。そして、Cを探したけれど、まだ不在(後から聞いたら、トイレの後、学校探検をしていたらしい。怒!)。

 その後、五部林以外の1年生も何人も交代で入ってきて、Rくんもゴールを決めたり、他の子どもたちもとてもうまかった。そして何より良かったのが、みんな、とても声を出していたこと。指示はもちろん、チームメイトのプレイに対して、いちいち「ナイス!」とか「ドンマイ!」とか声をかけていて、普段、そういう「仲間」とか「友情」とかに触れていないぼくにとっては眩しすぎたけれど、彼らの姿は素直に称賛できた。

 試合は3-0で勝利。
 雨が強くなるなか、相手のK三中(五部林たちのチームよりももっと部員が少なくて、彼らには交代要員がいなかった)もとてもがんばった。
 その後、自分たちのチームでの紅白戦もやって、終わったのは12時すぎ。ずぶ濡れになった五部林や、その他みんなの姿や表情は「洗濯、どうしようかな、体操服は1着しかないのにな、乾くかな」と思うぼくの心配なんて何も考えていない(当然)清々しいものだった。スポーツの良さ、ってこれなのか、と、50を前にして初めて実感した。
 五部林を抱きしめたくなったけど、嫌がるだろうから止めておいた。
 ぼくは遺伝なんて信じない。

 Cとぼくは、顧問の先生にあいさつと「とっても興奮しました、ありがとうございます」とお礼を言い、先に帰宅。
 冷凍パスタをチーンして、3人で「怪獣8号」(第2話)を見ながら昼食。
 「お父さん、昨日『明日の試合勝ったら、ゲームの時間延長してくれる』って、約束したやんな?」と言われ、確かにそう言った覚えがあったので、iPhoneのスクリーンタイムを開き、1時間→3時間に変更。昼食後、すぐにサッカー部の友だちと遊ぶ、と言うので、以前記念品でもらったQUOカード(1,000円分)を「みんなで、お菓子でも買って初勝利のお祝いしぃ」と渡す。
 雨のなか、五部林が遊びに行った後、ただ観戦・応援していただけのCとぼくは、なんだか疲れてしまい、昼寝。

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 夕方、インターホンの音で目覚め、出てみると宅急便。なんと、Oさんからクール宅急便で「うなぎ(浜名湖にある「うなぎ処・勝美」の「真空パック・うなぎ白焼き3本セット」)」が届いたのだった。感激。
 先日、Oさんから「昨年度の小学校の閉校事業では、ご夫妻にはほんとうにお世話になったので、そのお礼として週末旅行に行った際、ぜひお土産をお送りしたいので、ご自宅の住所を教えてもらえますか?」と連絡があり、「恐縮」ということばを知らないぼくは「ありがとうございます!良い旅を!」と住所を教えていたので、何かは届くのだろうと思っていたけれど、まさか「うなぎ」が届くとは思わなかった。
 Oさんは、昨年度(先月末まで)、ぼく夫婦が関わっていた(五部林が通っていた)小学校の閉校事業実行委員会でいっしょに活動してきた人であり、その小学校の第1期生でもあったので委員長を務めていた人だった。先週の日曜には、最後の実行委員会が開催され、その後、打ち上げもあったのだけれど、訳あってぼくとCは参加しなかったけど、Oさんにはきちんとごあいさつしておきたいと思っていたのに、逆にOさんから先にお礼をいただいたことは、心底「恐縮」した。急いでお礼のお手紙を送ろうと思った。

 夕食は、当然、Oさんからいただいた「うなぎ」。
 少し炙って、炊きたてのご飯に載せて、付属のタレをかけたうな重と、炙っただけの「白焼き(?)」を食べた。魚全般が苦手な五部林も、とても美味しそうに食べていた。「山椒をチラッとふりかけると、うなぎの味が引き立つなぁ」なんて言っていた。
 Oさん、ほんとうにありがとうございます。ごちそうさまでした。

 夕食後、先日の「クラブ懇談会」でサッカー部顧問の先生から渡されていた「ユニフォーム購入申込用紙」と「クラブTシャツ購入申込用紙」、そして「休日の地域部活動への参加申込書」を記入する。
 ユニフォーム+クラブTシャツ一式で、約15,000円。毎日毎日イタい出費が続くが、今日は「五部林の初出場・初ゴール」の日でもあるし、気前良く。

 

 今日で、2020年(ごろ)から加入していた「Apple One」サービスを解約。
 ファミリープランで1,980円/月払っていたけど「Apple TV」と「Apple Arcade」を家族誰も活用することがなかった。普段、GmailGoogleドライブを使っていて、家族で写真をGoogleフォトで保存しているので、「Google One」(プレミアムコース・2TB・年額13,000円=1,083円/月 ※5ユーザーと共有可)とYouTube premium(ファミリーコース 2,280円⁠/月)併用でやってみることにしました。家族全員iPhoneiPadユーザーだけど、PCはWindows

 動画含めて、サブスク(サブスクリプションサービス)の管理って、ほんとに難しい。

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 4/20(AM2:00)~4/22(AM2:00)(日本時間)までオープンベータ版をプレイできた『XDefiant(エックスディファイアント)』(UBISOFT)、ずっと気になってたけど、結局プレイできず。残念。『ディビジョン2』(〃)も久しくやってない。うーん。

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■メモ(気になった本・CD)