破損届

 湿気の多い日。
 7時前、Cから「体調悪いから、五部林の朝ごはんとかお願い」と告げられつつ起こされ、急いで支度。ぼくはすぐ体調が悪くなるけれど、Cにしては珍しいこと。
 7:30過ぎ、五部林を起こし、ふたりで朝食。昨夜(ゆうべ)書いた、五部林のサッカー部用「ユニフォーム購入申込用紙」と「クラブTシャツ購入申込用紙」を「これ、先生に渡しや」と言いながら「ユニフォームの背番号どうするん?」と五部林に訊くと、「今は3番と7番が空いてるらしいけど、俺は、ソト*1が好きやから、99番がいいねん」と。

「ソトって、サッカー選手じゃなくて、野球選手やんな?」
「うん、プロスピ*2のSランク」
「せっかくやから、サッカー選手にしたら?」
「でも知らんもん」
「7番、ええと思うけどな。確か、お父さんの好きやった中田英寿も付けてた」
「誰、それ(!)」
「ちょい待って(と、iPhoneで「サッカー選手 背番号 7」を検索)。エムバペとか、クリスチャーノ・ロナウドとか、わりと中心選手が付けてたみたいで、日本代表やったら、中田くんとか遠藤(保仁)とか、柴崎(岳)とか。へぇ、ボランチの人が多いみたいやん」
ボランチって、どこ?」
「中盤の下」
「俺、サッカーのポジションとか、ようわからへんねん。“オポジット”しかわからへん」
オポジット?そんなポジションあったっけ?(と、また「オポジット ポジション」と検索)…あれ、オポジットって、バレーのポジションやん」
「え、そうなん?左利きはオポジットがいい、とか、A(バレーボールをずっと習っている友人)から聞いたんやけど」
「五部林はストライカーとか、ドリブラーじゃないような気がするし、ディフェンダーはもっとガッチリした子がやるやろうから、ボランチの7番、かっこええやん。他のみんなと話し合って、もし誰も7番付けたい人おらへんかったら7番にしたら」
「うん、別に何番でもいいけど」
「そうやんな、五部林の好きな番号にして、3年間それ付けてたら、きっとどんな番号でも愛着が湧くと思う」
「へーい」

 そんな会話で朝食を終えて、週明けのたくさんの荷物を持って五部林は中学へ。

 朝食の片付け&洗濯機のスイッチを入れて、Cのところへ。

「どんなふうにしんどいん?」
「とにかく吐き気がする。寝る」
「何か欲しいものある?」
「オレンジジュースと●×※▽」
「え?オレンジジュースとわらび餅?」
「わらび餅ちゃうわ(笑)、ヨーグルト!
「わかった。また買ってくるわ」

 その後、少し事務作業をして、洗濯物を干して、カムカムとコムコム(2匹の亀。5~6年前ぐらい、五部林が公園から持って帰ってきて、当時は小指の先ぐらいの大きさだったのに、今ではぼくの手の平よりも大きくなった)の水槽を掃除し、11時前、買い物へ。
 Mスーパーで野菜、肉、牛乳、卵、その他モロモロと、Cが欲しがっていたオレンジジュースとわらび餅ではなくヨーグルトを購入。Mスーパーに隣接するクリーニング屋で、先日出した、ぼくとCのスーツ(五部林の卒業式・入学式で着用)、それからお気に入りのパタゴニア(patagonia)のジャケットを受けとる。

 帰宅し、Cに食材を与え、「しんどいときにごめんやけど、今年、俺の部屋にエアコン付けてもいい?」(もちろん、食材を与えた者としての優位を利用して)と頼むと「ええんちゃう」と言ってくれたので、自室に戻り、取付位置のサイズなどを測る。
 今の家には約6年前(2018年・9月末)に引っ越してきたのだけど、そのとき、ぼくはぜいたくな気がして自分の部屋(といっても、竣工図には「納屋」と表示されるほどの1520mm×3000mmぐらいのスペース)にはエアコンを付けなかった*3。2018年の冬、そして2019年の夏以降、6度の冬と、5度の夏をエアコンなしで過ごしてきたけれど、冬はなんとかなるとして、夏は40度越えする日もあるぐらい、ずっと30度代後半が続いていた。50才になる夏を前に、そろそろ熱中症になってもおかしくないと思い、ちょうど2024年シーズン機種の発売前、旧型が安くなるこの時期を狙って、エアコンを付けたいと以前から思っていた。

 

 自室のエアコン取付位置のサイズメモと、何枚か写真を撮って、Joshinへ。
 やはり今が旧型(2023年モデル)が安くなる時期で、まだ取付工事日程にも余裕があるので「買い頃です」と店員さんに言われる。これまで「エアコンのない部屋で過ごしていた」と告げると、すごく驚かれた。
 当初はいちばん安いタイプで良いと思っていたけど、フィルター掃除の面倒くささや、今後値上がりする電気代のことを考え、すべて兼ね備えた上位機種、というわけではないけれど、それなりの機能を備えた、TOSHIBARAS-K221DZ-W」に決定し、いろいろと値引交渉&手続き。エアコン本体・87,780円+取付工事費・14,800円=102,600円(税込)(5年保証付き)を無利子分割3回払いで。
 取付は25日なった。部屋を片付けなければ。あとは、ベランダに置いている、カムカムとコムコムの水槽の移動場所も確保しなければならない。

 自宅に戻り、14時前と16時前、小学校の「下校時見守り活動」に。
 昨年度(3月)までは、小学校の保護者としてPTA活動の一環として、年3~4回ぐらいの「下校時見守り活動」の当番を務めていたが、五部林が小学校を卒業した今年度からは、地域活動(町内会・コミュニティ協議会)の一員として活動することにした。活動する人が少ないからであり、少しでも協力したいと思ったからだ。そして、今日がその初日だった。
 保護者として活動していたときは、腕章と旗を持っていたけれど、地域活動の当番は、蛍光色(緑)のジャケットと帽子の着用しなければならず、出かける前に着用した自分を鏡で見てみると、一気に「ジジイ感」が増していた。

 「お父さん、あと1個、報告せなあかんことがあんねんけど」
 「え、何、もう(学校から支給されている)iPadを壊したとかじゃないやろな?*4
 「違(ちゃ)う。iPadじゃない。トイレのドア」
 「え?トイレ?」
 「うん、給食の後、トイレ行ったらJがおって、なんでか知らんけど、急に(個室に)閉じ込めてきたから、やり返そうと思って、Jを閉じ込めて、ドアに体当たりしたら、そんなに強く体当たりしてないのに(と、ぼくに体当たりしてきて)、これぐらいの力やったのにドアが外れた」
 「それで?」
 「すぐにH先生呼んで、そしたら、サッカー部のN先生も来て、Jとめっちゃ怒られた。理由を訊かれて、説明して、ドアは技術職員のOさんがすぐ直してくれたんやけど、2年生とかもみんな見に来て、めっちゃ恥ずかしかった」
 「きちんと先生に謝った?学校のもの壊したら、そりゃ弁償しなあかんくなるやんな?」
 「うん、ちゃんと先生には謝って、ふざけてそんなことはこれからしません、って言うて、Oさんにも謝った。それでこれ書いてきなさいって(と、A4の『破損届』の用紙を見せられた)」
 「(すでに内容が書かれていた『破損届』を読んで)え、中学やとこんなん書かなあかんねや」
 「うん、これ書いて、明日、担任のH先生と、生活指導の先生と、Oさんと、教頭先生のところにまた謝りに行くねん。<保護者から一言>の欄に、お父さんも書いて」
 「何書いたらええのん?」
 「…わからん。ごめん」

 夕食は、Mスーパーで買ってきた惣菜と、紅鮭を焼いた。Cはまだ食欲がないらしく、呼びに行った五部林によると「スマホでドラマ見てた」らしい。
 ふたりで、Netflix立川譲監督「名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」を見た。

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 片付けをした後、『破損届』の<保護者から一言>欄に

 学校の施設を破損してしまい、申し訳ありませんでした。帰宅してから、本人から事情を詳細に聴き、本人は大変反省している様子でした。以後、このようなことがないように強く注意をしておきました。また学校でも気になる点があれば、ご連絡ください。2024.4.22 ●● ●●

 と、もっともらしいことを書いた。こんなので良いのかわからないけれど。

 どーでもいいことだけれど、学校のほとんどの配布物(五部林の勉強用のプリント含め)が「B5(またはB4)サイズ」なのはまだ許せるとして(今どき、なぜ?」とは思わなくもないけれど)、ときどき今回の『破損届』のように「A4(A3)サイズ」が混じるのはなぜなんだろう?と、ずっと思う。統一しよう、とか、統一したい、とか、思わないんだろうか。作成時も印刷時も保管時も面倒だろうに。

*1:ネフタリ・ソトのこと。現・千葉ロッテマリーンズ所属のプロ野球選手。去年まで横浜DeNAベイスターズにいた。ぼくの印象は空振りかホームランかという選手

*2:五部林がハマっているスマホゲーム「プロ野球スピリッツA」のこと

*3:でも、建築業者の人が「ぜったい、今後必要になると思います」と言って、壁にはコンセントと穴を開けてくれていた

*4:小学校3~4年ごろ、コロナ禍直前に学校から支給されたiPadを、五部林はすぐに破損(画面割れ)した前科がある

遺伝なんて信じない

 小雨降る一日。
 今朝は、中学に入って初の練習試合ということもあって、五部林は6:30起床。朝食担当のCもそれに付き合い、ぼくも7時前に目覚め。「サッカー部のLINEで『おにぎりとか持って来た方がいい』って」と五部林がCに伝え、「それ、昨日の夜に言うてくれる?急にご飯とか炊かれへんし、冷やご飯でガマンして」と、軽く怒り。7:30ごろ、五部林は自宅を出た。

 

 9時すぎ、Cとふたりで中学校の校庭へ。
 すでに何人かの保護者が来ていて「試合開始は9:30」と教えてもらう。練習試合の相手は、隣のK市の三中。2年生以上の部員たちは、すでにおそろいのユニフォーム(上がワインレッド、ズボンが黒で、ヴィッセル神戸みたいでカッコよかった)を着用しており、五部林たち1年生は体操服(体操服も、半袖シャツ以外Hはワインレッド)。雨は止んでおり、どこでどんなふうに観戦・応援して良いかわからず、ウロウロ。相手校は、白地に青字で校名と背番号のユニフォーム。これまたシンプルで良かった。
 五部林たちのサッカー部は、3年生が2人しかおらず、その2人も外部のクラブチームに入っているため公式戦には出場できないが、今日のような練習試合は出場できるようで、先発メンバーは、その2人と、あとは2年生9名(2年生は16名在籍)で試合開始。
 小学校時代、五部林と仲が良くずっと遊んでいた1つ上のLくん、Kちゃん、Yくん、YMちゃん、Sくんたちも人先発出場、とくにLくんのプレイはすごかった。試合当初から、ぐいぐいと相手陣内に攻め込み、チャンスも多かった。前半のうちにLくんのセンタリングで1点入った。五部林たち1年生は、副審係の2年生に付いて、ボール拾い。そのうちのひとりが「オフサイドって何?」と2年生に訊いていて、五部林がそれを説明していたのだけど、どうもふたりともよくわかっていない様子。大丈夫か。

 後半、なんかひとりだけ赤ジャージの子がいるなぁと、何気なく見ていたら、なんと五部林だった!
 Cが気づいているかと校庭を見回してもいなかった(後から聞いたら「トイレに行ってた」と)。小学校時代、毎週水曜日のサッカー教室には通っていた(他の同級生が週に何日も塾やスイミングなどに通っているなか、五部林唯一の「習い事」だった)けれど、試合に出られるのは週2回通っている子どもたちだけだったので、五部林が試合に出ているのを見るのは初めてでとても興奮した。
 今朝、五部林自身も「どうせ、俺は試合には出られへんで」と言っていたし、ぼくもCも出られたとしても、後半の数分だろうと思っていたので、こんなふうに後半スタートから試合に出られることは想像しておらず「これならちゃんとしたビデオカメラを持ってくるべきだった」と後悔しつつ、iPhoneで撮影。
 五部林のプレイは、ぼくが想像していたよりもキビキビしていて、1年生の「くせに」味方への指示はすでに一丁前だった(そこはぼく譲りか)。そして、後半の中頃、相手ゴールキーパーが味方のパスを弾いて、こぼれたところを、五部林、すかさずシュート、なんとその初シュートが初ゴールになってしまった。撮影した動画を後から見ると、ぼくの「五部林、そこ、いけ、いけ、…ヤッターーーぁ!!!」とうるさい声が収録されていたけど、とてもうれしかった。
 止まっているボールさえうまく蹴れないぼくの息子とは思えない快挙。ゴール後、先輩に抱きかかえられた五部林の笑顔も素晴らしかった。そして、Cを探したけれど、まだ不在(後から聞いたら、トイレの後、学校探検をしていたらしい。怒!)。

 その後、五部林以外の1年生も何人も交代で入ってきて、Rくんもゴールを決めたり、他の子どもたちもとてもうまかった。そして何より良かったのが、みんな、とても声を出していたこと。指示はもちろん、チームメイトのプレイに対して、いちいち「ナイス!」とか「ドンマイ!」とか声をかけていて、普段、そういう「仲間」とか「友情」とかに触れていないぼくにとっては眩しすぎたけれど、彼らの姿は素直に称賛できた。

 試合は3-0で勝利。
 雨が強くなるなか、相手のK三中(五部林たちのチームよりももっと部員が少なくて、彼らには交代要員がいなかった)もとてもがんばった。
 その後、自分たちのチームでの紅白戦もやって、終わったのは12時すぎ。ずぶ濡れになった五部林や、その他みんなの姿や表情は「洗濯、どうしようかな、体操服は1着しかないのにな、乾くかな」と思うぼくの心配なんて何も考えていない(当然)清々しいものだった。スポーツの良さ、ってこれなのか、と、50を前にして初めて実感した。
 五部林を抱きしめたくなったけど、嫌がるだろうから止めておいた。
 ぼくは遺伝なんて信じない。

 Cとぼくは、顧問の先生にあいさつと「とっても興奮しました、ありがとうございます」とお礼を言い、先に帰宅。
 冷凍パスタをチーンして、3人で「怪獣8号」(第2話)を見ながら昼食。
 「お父さん、昨日『明日の試合勝ったら、ゲームの時間延長してくれる』って、約束したやんな?」と言われ、確かにそう言った覚えがあったので、iPhoneのスクリーンタイムを開き、1時間→3時間に変更。昼食後、すぐにサッカー部の友だちと遊ぶ、と言うので、以前記念品でもらったQUOカード(1,000円分)を「みんなで、お菓子でも買って初勝利のお祝いしぃ」と渡す。
 雨のなか、五部林が遊びに行った後、ただ観戦・応援していただけのCとぼくは、なんだか疲れてしまい、昼寝。

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 夕方、インターホンの音で目覚め、出てみると宅急便。なんと、Oさんからクール宅急便で「うなぎ(浜名湖にある「うなぎ処・勝美」の「真空パック・うなぎ白焼き3本セット」)」が届いたのだった。感激。
 先日、Oさんから「昨年度の小学校の閉校事業では、ご夫妻にはほんとうにお世話になったので、そのお礼として週末旅行に行った際、ぜひお土産をお送りしたいので、ご自宅の住所を教えてもらえますか?」と連絡があり、「恐縮」ということばを知らないぼくは「ありがとうございます!良い旅を!」と住所を教えていたので、何かは届くのだろうと思っていたけれど、まさか「うなぎ」が届くとは思わなかった。
 Oさんは、昨年度(先月末まで)、ぼく夫婦が関わっていた(五部林が通っていた)小学校の閉校事業実行委員会でいっしょに活動してきた人であり、その小学校の第1期生でもあったので委員長を務めていた人だった。先週の日曜には、最後の実行委員会が開催され、その後、打ち上げもあったのだけれど、訳あってぼくとCは参加しなかったけど、Oさんにはきちんとごあいさつしておきたいと思っていたのに、逆にOさんから先にお礼をいただいたことは、心底「恐縮」した。急いでお礼のお手紙を送ろうと思った。

 夕食は、当然、Oさんからいただいた「うなぎ」。
 少し炙って、炊きたてのご飯に載せて、付属のタレをかけたうな重と、炙っただけの「白焼き(?)」を食べた。魚全般が苦手な五部林も、とても美味しそうに食べていた。「山椒をチラッとふりかけると、うなぎの味が引き立つなぁ」なんて言っていた。
 Oさん、ほんとうにありがとうございます。ごちそうさまでした。

 夕食後、先日の「クラブ懇談会」でサッカー部顧問の先生から渡されていた「ユニフォーム購入申込用紙」と「クラブTシャツ購入申込用紙」、そして「休日の地域部活動への参加申込書」を記入する。
 ユニフォーム+クラブTシャツ一式で、約15,000円。毎日毎日イタい出費が続くが、今日は「五部林の初出場・初ゴール」の日でもあるし、気前良く。

 

 今日で、2020年(ごろ)から加入していた「Apple One」サービスを解約。
 ファミリープランで1,980円/月払っていたけど「Apple TV」と「Apple Arcade」を家族誰も活用することがなかった。普段、GmailGoogleドライブを使っていて、家族で写真をGoogleフォトで保存しているので、「Google One」(プレミアムコース・2TB・年額13,000円=1,083円/月 ※5ユーザーと共有可)とYouTube premium(ファミリーコース 2,280円⁠/月)併用でやってみることにしました。家族全員iPhoneiPadユーザーだけど、PCはWindows

 動画含めて、サブスク(サブスクリプションサービス)の管理って、ほんとに難しい。

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 4/20(AM2:00)~4/22(AM2:00)(日本時間)までオープンベータ版をプレイできた『XDefiant(エックスディファイアント)』(UBISOFT)、ずっと気になってたけど、結局プレイできず。残念。『ディビジョン2』(〃)も久しくやってない。うーん。

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■メモ(気になった本・CD)

 

清濁併せ呑む

 これまでの土曜日なら、家族揃って「遅起き」で、10時とか11時とかまで寝てたのに、五部林の部活があるために、今朝はいつもどおり7:30起床。
 ただ、彼を見送った後、二度寝二度寝できるシアワセは何物にも代えがたい。
 Cは、高校のときの同級生であるAさんと昼食を食べる約束をしていたため、10時ごろから不在。
 昼前、五部林、帰宅。昼食をつくって、ふたりで「怪獣8号」(第1話)を見る。明日は隣のK市の三中との練習試合なので、そのための実践的な練習をしてきたとのこと。Rくんは塾のために休みだったらしい。

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 午後、YouTubeで東京15区の衆院補選関連の動画をチラホラ。
 「乙武さん、なんでファーストの会なんですか?ーー乙武洋匡×宇野常寛」(PLANETS YouTubeチャンネル)で、乙武さんが最も尊敬する(だか、なんだか)政治家として、野中広務を挙げていたのが印象的だった。野中広務にとっての被差別部落(出身)体験、現・都知事Kにとっての“(政治家として)女性であること”、そして乙武さんにとっての障害。つまりはそこに都民ファーストの会から支援(推薦?→そんなことば遊びはどーでもいい)を受けた理由(あとは、前回選挙の落選経験を経てなんとしてでも「勝ちたい」)があるのだと彼は述べた。また、別の動画*1では「尊敬する偉人は?」との問いに、彼は「ネルソン・マンデラ」と答えていた。
 清濁併せ呑む、ということが政治であり、大人である(大人になる)ことであることは、50を手前にしたぼくも理解はできる。でも「濁ること」と「濁っていること・もの・人を尊敬する」ことは違う。乙武さんは、まだ自分が「清い」側にいると自覚していることがズルイと感じる。


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 あとは「選挙妨害」行為で話題になっているT党。
 T党代表のK氏のことは、加計学園問題のころ、地元・愛媛県今治市から問題を発出してきたころ(2017年)からなんとなくその行動を(YouTubeで)見てきたけれど、彼が、完成しただか完成直前の岡山理科大学獣医学部の図書館に凸して「(撮影は禁止されているのに)本が何もない、書籍購入費として補助金が出ているのに、現実はこのとおり」みたいな実況とともに、図書館の棚を映している動画を見たとき、彼の本質を見た気がして、それ以後、山口4区から衆院選に出馬したり、いろんな政治活動をしていることはなんとなくネット情報として見聞きしてはいて、彼の鼻にかかった声がどうしても耳障りなのと(それは単なるぼくの好き嫌いなのでどちらでも良い)、彼(と彼のそばにいる人々)の言動を見ていると、どうしてもぼくのなかの「民主主義ってなんだろう?」「法律ってなんだろう?」「言論の自由表現の自由ってなんだろう?」問題が吹き出してきて、それを考え始めると日常生活にも支障を来しそうになるのでなるべく触れないようにしている。
 今回の彼(と彼のそばにいる人々)の言動は、とくに彼と敵対していたり、考え方の違う立場の人でなくとも「嫌悪感」を感じる、というのが、おそらく一般的な捉え方だと思うし、ぼくも豹変したようにオラオラ系になる彼らの口調は聞いていて「不快」ではある。

 ただ、彼らがよく言う(盾にする)ように、(おそらく)彼らは「法律の範囲内」でのことしかやっていない。そして、ぼくがこの場で日記を垂れ流していることが言論の自由表現の自由で保障されているのと同様、この日本という国では、彼らの言論の自由表現の自由、そして結社の自由も保障されている。

 ときに「陰謀論」めいた彼らの主張には個人的に付いていけないところはあるけれど、ただ、もし、彼らが、オラオラ系ではなく、すぐに警察を呼ぶでもなく、もっと「常識的」で、耳障りの良いていねいな口調で、今と同じような主張をしていれば、彼らに嫌悪感を感じずに済むのだろうか? ということはいつも考える。

 彼らを否定すること、また彼らの煽りに乗せられて、彼らに対して罵声を浴びせることは、ぼくらが後生大事にしてきた[している]民主主義や法律や言論・表現・結社の自由を否定することに通じそうで、ぼくは恐ろしい。
 選挙ウォッチャーのちだいさんはブログ*2のなかで「(前略)他の候補者たちは、どのように対処をすべきなのか。これは以前から言っているように「完全に無視すること」に尽きると思います。/マイクを向けられても、周辺で走り回らわれても、何をされても「完全に無視すること」が最も効果的です。(攻略)」と述べているし、ぼくも賛同はするけれど、それは「臭いものに蓋をする」という、従来の「濁っている」政治と何が違うのだろう?と考えてしまう。

  どちらにせよ、「街宣車」は使えなくすればいいのに、とは、思う。

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 夕方、C帰宅。
 同級生のAさんの近況を聞く。Cと同い年のAさん、(手術するほどではないが)白内障。Aさんの娘さん(中2)、息子さん(五部林と同じこの春から中1)は、同じくテニス部。1学年200人ぐらいの生徒数(五部林の通う中学は1学年80人ぐらい)で、とても中2や中3でレギュラーになることは困難で、試合にも同行できないが、楽しく部活動はやっている、など。
 夕食中、五部林から言われて、学校から支給されたiPadに貼る「保護フィルム」と、サッカー部で使うスパイクを入れる「シューズケース」がほしい、ということで、ネットで注文。
 いろいろと物入りな春。

 

*1:東京15区は9名が立候補!自民支持層の奪い合い、野党支持層の削り合い!?誰が得する構図?|第293回 選挙ドットコムちゃんねる #3 https://youtu.be/gZKe0e7S4zU?si=8ynmgO6CSBBa7_YJ&t=845

*2:【選挙ウォッチャー】 衆院補選2024・つばさの党にどう対応すべきか。【選挙ウォッチャー】 衆院補選2024・つばさの党にどう対応すべきか。|チダイズム (note.com)

確変スタートしました×2

 新緑、って感じの一日。
 朝、7:30起床。昨夜(ゆうべ)少し夜更かししていた様子だった(といっても、22:30ごろには寝ていた)五部林はかなり眠そうな顔をして起きていた。一昨日の“たんこぶ”はもうなんともない様子。中学校生活が始まり2週間、今週は授業も部活もフルで始まった。初めてのことだらけの慣れない生活の週末、朝から疲れている様子。
 Cは、本日の仕事は休み。なんでも、会社のあるマンション全体の水道が丸一日使用禁止になるのだとか。

 午後、中学校初めての五部林の授業参観。
 Cとふたりで中学校まで歩いて行く。校門を入ると、技術職員のOさんがいて「Oさーん!」と手を振ると、ニコニコ笑って近づいてきてくれた。3月まで五部林が通っていた小学校でも技術職員として働いてくれていたOさんとは、2021年度(五部林:4年生)・2022年度(五部林:5年生)、ぼくがPTA会長を務めていたときはもちろん、CがPTA役員&ぼくが閉校事業実行委員だった昨年度(五部林・6年生)も、ひたすらお世話になった。喫煙者のOさんとぼくとで、学校近くの公園に行って何気ない話をするのがとても楽しみだった。3月で小学校が閉校になったため、4月からは五部林の通う中学校と、近隣の小学校に異動になった。

 授業参観、5限目の英語の授業から。担任のH先生(若い男性・オーストラリアに留学経験アリ)による授業は、とてもフレッシュな感じだった。五部林たちはすでに小学校でも英語を少し習ってきているので、まずはその辺りの復習をしていて、11(eleven)~40(forty)ぐらいまでの発音と綴り、自分の誕生日を言えるように、と、1月(January)~12月(December)、1日(1st・first)~31日(31st・thirty-first)の発音と綴り。
 9月から12月のSeptember、October、November、Decemberの「ber」シリーズの順番は、頭文字をとって「SOND(ソンド)」と覚えることや、20日や30日の20th、30thは「twentieth」「thirtieth」と「e」を発音することとか、ぼくも初めて知った。

 6限目は理科の授業@理科室。
 理科のN先生は、五部林が入部したサッカー部の顧問の先生でもあり、とても若い男性の先生(後から知ったのだけど、彼は1999年生まれらしく、ぼくの息子でもおかしくない年齢だった)。砂糖、塩、片栗粉、「不明な粉」が用意されていて、水に溶かしたり、ガスバーナーなどで燃やしたりして、その「不明な粉」が何なのかを調べる、という授業。
 砂糖を熱したカラメルの匂いが教室に充満していた。仲の良いRとともに理科委員となった五部林は、授業後、N先生に次の授業の準備や持ってくるものを尋ねて、メモを取ったりしていた。

 授業参観中、五部林は、小学校からいっしょだった子どもたちとはもちろん、中学校で初めて会ったクラスメイトたちともうまくやっているようで、とても楽しそうだった。他の子どもたちも、まだ中学校が始まって2週間とは思えないほど打ち解けていたように見えた。
 あと、五部林たちの中学校は、文部科学省から「ICT教育推進校」みたいな感じに指定されているらしく、学校から支給されたタブレットiPad・第7世代・32GB)をビックリするぐらい活用していた(タッチペンだけは自分で用意しなければならず、ぜいたくかとも思ったけど、先日「Apple pencil」を購入した)。理科の授業では、ほとんどノートを取らず、実験結果もiPadExcelに入力する、というかたちだった。
 「書く」というより打つ、いや、入力するという作業がメインになるということが、この先、どういうことになるのかはよくわからないけれど。

 授業参観後、学年懇談@体育館。
 校長先生の話や、学年主任の話の後、クラス毎(3クラス)に分かれて、担任の先生からのあいさつや保護者の自己紹介。夫婦で来ている家庭も、ぼくら以外に3家庭ぐらいあった。「子も親もうるさいですが、1年間よろしくお願いします」と、ぼくはあいさつ。五部林と同じ保育所に通っていたZさんの娘さん(Kちゃん)も同じクラスになり、Zさんとも久しぶりに話した。Kちゃんは「スイ部(吹奏楽部)」に入部を決めたらしく、まだ楽器を決めかねていると聞いたので、ぼくが中高生のとき吹いていたユーフォニウムを強く勧めておいた。同じクラスのRくんのお母さんからは、サッカー部で必要な「靴下(ストッキング)」、「新しく買ったんやけど、Rには小さかったから、五部林にあげるよ」と言ってくれた。とても助かる。

 学年懇談後は、クラブ懇談会@教室。
 サッカー部の顧問は、理科担当のN先生、そして支援学級担当のY先生、そして担任のH先生はソフトボール部との掛け持ちをしながらの3人体制。3人ともサッカー経験者で、見た目もほんとに健康そう。理科の授業参観時に隣にいたSさんは「N先生、ほんとサッカーしてる、って感じするわー。あのYシャツの“袖のまくり方”とか」と言っていた。
 ユニホームなどの購入物のお知らせとか、練習日などの説明をしてもらったが、やはり気になるのは、今年度から始まった、「教員の働き方改革」の一環として、原則「平日1時間・休日ナシ」という部活動の体制のことで、先生たちによるとその「原則」は、顧問の先生がより長時間の練習をしたいと「申請」し、許可されるとそれ以上の時間も活動できるようで、サッカー部としても「平日18時まで・休日は土日どちらか(試合がある場合はどちらも)」という内容で、現在「申請中」だということ。他の部活もそんな感じで、皆これまでどおりの活動時間で進めたいというのが、現場の教師たちの意向のようだった。
 「親たちの手前、無理してるんじゃないのかなぁ」とも思ったけど、先生たちと話してみると、そういう印象は受けなかった。
 ただ、これも国(スポーツ庁?)の意向で始まった「学校部活動の地域連携・地域クラブ活動への移行」*1については、まさにサッカー部から試行し始めているとは聞いていて、昨年まで資料などで「うまくいっている」と聞いていたのに、今日聞いたところでは「うまくいっていないわけではないが、地域のサッカークラブの予定と、中学校のサッカー部の予定・意向がうまくかみ合わずに、昨年度の実績としては、1日だけ日曜日に活動協力をしてもらったことがある程度」ということだった。
 また、今年度から「指定時間(平日9時~17時)以外は、学校には電話がつながらない」ということにもなっていて、土日の練習日など、急に体調が悪くなったり用事ができたりして部活動を休む場合はどうやって連絡すれば良いのかと質問したところ「(小学校でも使っていた)学校連絡サービス『COCOO(コクー)』で連絡してくれれば、指定時間以外でも教職員はCOCOOからの連絡を受け取れます」との回答をもらえた。子どもたちには、授業で利用しているiPadのアプリ(Microsoft Teams)で、サッカー部のグループを作っているので、練習時間の変更や、雨で練習中止などの場合は、そちらにも連絡するようにする、とも。
 学校に限らならいことだけれど、「上と現場」では、かなりの乖離があるんだなぁ、と。

 その後、クラブ活動参観@校庭。
 2021年度からPTAや、その他の地域活動に携わっていたこともあって、五部林の同級生はもちろん、2年、3年生にも知った顔がチラホラ。何人かは「あ、五部林のおとうさん、こんにちはー」とかあいさつしてくれてうれしい限り。
 狭い校庭で、バレー部、ソフトボール部、野球部、そしてサッカー部などが練習しており、夕陽を浴びる子どもたちの姿を見ているだけで、「嗚呼、セイシュン!」と叫びたくなる光景だった。
 先ほどまでスーツ姿だった、N先生、Y先生がTシャツとパンツ姿になって校舎から出てきて、その姿を見ると、ほんとにやっぱり「スポーツ青年」であり、キラキラとしていた。一日授業をやって、その後もいろいろと仕事もあるだろうに、こうして部活動にも参加してくれている先生って、やっぱりすごいな、と。もちろん、子どもたちが帰った後にも、たくさんの事務作業があるだろう。「教員の働き方改革」って、職務の時間を減らすことだけにスポットが当てられているけど、それはあまりにも短絡的すぎる。いろんな先生がいて良いとは思うが、子どもたちと関わる・触れ合うことを求めて彼や彼女らは教員になった人も多いのだろうから、その時間を減らすのは気の毒なように思う。行政はもっと予算を割いて、教職員を増やす。それがいちばん難しいかもしれないが、いちばん「働き方改革」に適していると思う。

 帰宅してCと話していたら、18時すぎ、五部林帰宅。
 「日曜日、サッカー部の試合があるから、やっぱり『レガース(シンガード)』欲しい」と言うので、なぜかCと3人で、近くのスポーツ用品店まで。
 道中、Cが「LINEのプロフィール画像、また自分と友だちが写った写真にしてたやろ、すぐに変えなさい。自分が良くても友だちが嫌やったらどうするん。何回も言うてるのに」と注意し、不機嫌になりイライラした五部林と口論スタート(こういうとき、ぼくはもう何十年も行ってないけど、パチンコ屋で聞いた「確変スタートしました」というアナウンスが頭のなかで聞こえる)。なんとか話題を変えようと、車窓から見えた店を指さし「あ、この焼き肉屋さん、すごいおいしいらしいで」とか言ってみるものの、ふたりとも無視。「今日、廊下の窓に貼ってあったみんなの自己紹介カード見てたら、好きな食べ物に、みんな『魚介類』とか『お寿司』とか書いてあって、お父さん、今夜お寿司食べたくなったわ」と言ったときには、五部林が食いついてきてくれ、Cもしぶしぶといった感じで同意してくれた。

 19時すぎのスポーツ用品店では、中学生っぽい子どもを連れた家族連れが多く見られた。みんな、我が家と同じパターンなのかもしれない。五部林が選んだのはNIKEのシンプルなレガース(Sサイズ)だった。
 その後、スポーツ用品店近くに新しく(ぼくの行きつけだったマンガ喫茶「快活CLUB」が閉店した後に)開店した「魚べい」へ。金曜の夜ということもあって、少し混雑しており、席の順番を待っている間に、先ほど買ったレガースを試しに足に付けてみると、少し小さいように感じて、Cが「今やったら、サイズの交換できるから、順番待っている間に換えてもらってきたら」と五部林に提案するも「いい(不要)」と、五部林。それからまた口論スタート(「確変スタートしました」2回目)。順番が回ってきて、ぼくがセルフサービスの水を汲んでいたら、先に席に行っていた五部林が戻ってきて「やっぱり換えてもらうことにした」と。「五部林、エライ!」と頭をコシコシしてやった。
 そう、Cを怒らせない、機嫌良くいてもらうことが、我が家では最も優先されるべき事柄であり、最近、やっとそのことが五部林にもわかってきた様子。
 ぼくとふたりでスポーツ用品店まで戻り、交換してもらう。

 いつも「ビッくらポン*2」目的に、回転寿司といえば「くら寿司」ばかり行ってる我が家にとって「魚べい」のお寿司は新鮮で、とてもおいしかった。ぼくは、オニオンサーモンの玉ねぎがいちばんおいしかった。五部林が最後に注文した「まぐろチーズ揚げたれがけ」が15分ぐらい経っても運ばれてこなかったので、店員さんを呼んだけど、それからも10分ぐらい運ばれず、3人でイライラ。
 21時前帰宅。金曜ロードショーで「名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」が放送されるという情報は知っていたけど、なんとなく疲れてて眠る。起きたら、0時すぎでDAZNプロ野球阪神-中日」(録画)とU-23アジア・カップ(サッカー男子・パリ五輪アジア最終予選)日本-UAE(中継)を少し見て、また眠る。

 五部林の中学校生活、ぼくとCの中学生をもつ親生活が改めてスタートしたと思える一日だった。

*1:https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/sports/mcatetop01/list/1372413_00003.htm

*2:食べ終えたお皿をテーブルの「皿回収ポケット」に5枚入れるとスタートし「あたり」が出ると特別な景品がもらえるサービス

餡、ではなく、フィリング

 肌寒い一日。
 朝、7:30起床。昨日できた五部林の“たんこぶ”は少し痛みは残っているようだったが、見た目には少し青くなっているぐらいでだいぶマシになっていた。
 万代で買ってきた、山崎製パンの薄皮《グルメ》シリーズ「薄皮たまごぱん」を朝食に。パッケージに「卵フィリングをたっぷり~」と表示してあったが、パンの中に入っているものを「フィリング」と呼ぶことを初めて知った。「餡」ではないらしい。薄皮シリーズのページを見てみると、薄皮《グルメ》シリーズには「薄皮たまごぱん」のほかにも「薄皮てりやきハンバーグパン」や「薄皮ナポリタンパン」なども存在するみたい。薄皮シリーズに入っているパンの個数が5→4個に減っているのも初見。手軽に食べられるサイズの薄皮シリーズも、パンのしっとり感が、ぼくの好みではない。

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 今日は、五部林の部活オフの日。
 「冷えピタ」を小さく切ったものを“たんこぶ”の箇所に貼ってに投稿。16時半頃帰宅。学校では、中学校入学以来、初めて保健室に行って、先生に「冷えピタ」をもらったらしい。
 はやく帰ってきたのだからとサッカー部で必要らしい「レガース(シンガード)」(すね当て)と「ストッキング」(長い靴下)を買いに行こうか、と持ちかけるも「久しぶりにRと遊びたい」と五部林はすぐに遊びに行った。
 遊びに行く前に、と、何枚か五部林の顔写真をiPhoneで撮影し、先日案内が届いていたマイナンバーカードの更新手続*1を行う。

 夕食(アサリの酒蒸し)を準備しながら、iPad大槻ケンヂ×後藤護(司会:junjun)「日本サブカル漫画大全ー大槻ケンヂとロック、オカルト」(2024/4/16開催)を視聴。
 「気鋭の暗黒批評家」らしい後藤護の名前は初めて知った。30年ほど前、新宿ロフトプラスワンで開催されていた「のほほん」イベント(「オーケンののほほん学校」だったか)に、大槻フリークだったK子ちゃんらに連れられて何度か行ったときに、生オーケンを見て以来、『グミ・チョコレート・パイン』や『オーケンののほほん日記』など、その語り口がとても好きだった。
 オーケンさん、年とったなぁ、というのと、鞄から取り出した後藤さんの『悪魔のいる漫画史』の本が、「お風呂で読んでいて落っことして」ブヨブヨになっていたのがおもしろかった。サブカルの立ち位置でずぅっーといることもできることを体現しているのがオーケンさんかもしれない。

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 C、19時すぎ、帰宅。
 アニメ『ダンジョン飯』(第2話)をNetflixで見ながら夕食。
 片付けを終えて、自室で阪神がサヨナラ勝ちをしたのを見届けて、先日メルカリで手に入れた、さやわか『名探偵コナンと平成(コア新書)』(コアマガジン)を読む。先日見た映画「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」と、こちらも先日見た*2ブルボン小林×さやわか「シン・ゲーム論-僕たちにとってゲームとは何か【さやわか式☆現代文化論 #34】」で、さやわかさんの書いたものを読んでみたくなった。
 「名探偵コナン」の第1話で工藤新一が「なりたいんだ!! 平成のシャーロック・ホームズにな!!」と宣言していたことを初めて知る。

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■メモ

 ポータブル電源、というものが気になっているけど、まったくどれを選んで良いのかわからない。
 EcoFlow(エコフロー)というメーカーのものが人気だということはなんとなくわかった。災害時の電源確保、という点もあるけど、日頃のキャンプや車中泊旅行で使いたい。だた、すごい高額。
 あとは「宅配ボックス」も欲しい。こちらはなんとかがんばれば手に入れられる金額ではあるけど、置ける場所がない。「OKIPPA」というエコバックにもなる折りたたみ式の宅配ボックスも良い。

*1:18歳未満の場合、有効期限は発行から5回目の誕生日までらしい。https://www.kojinbango-card.go.jp/card/renewal/

*2:https://hitegami.hateblo.jp/entry/20240416/1713258761

たんこぶとさらはる

 ホイールを回してもスクロールできなかったり、上下逆でスクロールしたりと、掃除をしたり、いろいろと試してもずっと不調だったマウス(Logicoolロジクール)「G703」)を買い換え。新しく買ったのは、同じくロジクールの「G-PPD-002WLrd」。別にゲーミングマウスである必要はまったくないのだけど、今後のことも考えて。
 あと、できれば、キーボードも欲しいなぁと思ったり。2014年3月(10年前!)に購入したDELL「XPS8700」を購入したときにくっついてきた「KB213」という型番のキーボードも今も使っていて、そろそろ。これまたロジクール「K950」(4/25新発売)とか検討中。マウスもキーボードも、ほんとは実際に手で触って購入したいところだけど。
 ちなみに、デスクトップPCは、3年前にマウスコンピューターで「DAIV A9(X570)」を奮発して買って、充分現役で活躍中。

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 ネットのブラウザはずっと「Google Chrome」を使っていたのだけど、同期とかいろんなことが面倒臭く、且つ、ややこしくなってきて、最近は「Microsoft Edge」を利用中。見た目がなんとなく好き。よって検索エンジンも「Microsoft Bing」を使ってる。
 先日、Edgeを開いたら「オススメのバッドエンド(トラウマだったかな?)マンガ作品」みたいな記事が表示されて、そういうマンガ、最近読んでいなかったと思い、その中から、押切蓮介ミスミソウ』、ふみふみこ『愛と呪い』、高井唯人『僕はラブソングが歌えない』を一気に読んだ。
 3作の中でいちばん刺さったのは『愛と呪い』。巻末で浅野いにおと対談していたりしたこともあって、ぼくの好みなんだと思う。それとやはり絵が良かった。デフォルメされた登場人物と真逆なディープな物語は西原理恵子的だった。
 絵はあまり好みではなかったが、物語として面白かったのは『ミスミソウ』。狂気がどんどんエスカレート、というか、繰り返される様子はなかなか読み応えがあった。
 驚いたのは、こうやって中高生時代の物語を読んでいるとき、以前なら自分のその時代を思い起こしていたのに、今では、それに加えて中学生になった五部林のことを想像というか、重ねて(五部林も、クラスメイトたちとこんなふうな学校生活を送っているんだろうか、とか)しまっていることだった。
 ただ、この手のマンガ作品では、安達哲さくらの唄』や、古谷実ヒミズ』を越える作品にはまだ出会わない。あ、岡崎京子とかもか。でも、それは、ぼくが90年代を生きたからだと思う。


 18時すぎ、五部林帰宅。
 いつもなら「ただいまぁー」と言って玄関を開けて帰って来るのに、ヤケに静かな「ただいま(ボソリ)」という感じだったのでどうしたのかと思っていると、「お父さん、見てぇ」と、前髪を上げたら、オデコに大きな“たんこぶ”ができていた。
 まず“たんこぶ”自体目にするのがとても久しぶりだったので面食らってしまったが、すぐに「親(人)としての対応をしなきゃ」と思い直して「大丈夫?」とか「はやく冷やそ、冷やそ」とか言って、冷凍庫から冷却剤(「アイスノン」は商品名なのに、すぐに「アイスノン、しとき」とか言ってしまう)を取り出そうとするも、「ママ冷たいのちょうだい」という五部林が幼いときから使っているものしかなく(あとは、ケーキなどを買ったときに付けてくれる小さな保冷剤がいくつか)、仕方がないのでそれを五部林の頭にタオルで巻いた。
 「気分が悪くなったり、吐きそうになったりしてない?」と訊くと、五部林は「それは大丈夫。とにかく“たんこぶ”が痛い」と応え、少し安心した。落ち着いてから「なんで、そんなことになったん?」と“たんこぶ”ができた理由を尋ねたら、「部活終わって、グラウンドの砂をならすのに、“ブラシ”を取ろうとしたら、ブラシの下の方を足で踏んでもて、持つ部分が思いっきりオデコに当たってん。そのブラシ、金属でできてたからめっちゃ痛かった」「そばに先生とか、友だちとかおらんかったん?」「うん、先生はもう職員室に戻ってて、みんなは先に始めてたから、急いで取りに行ったら、ガン、ってなった」と。
 仕方がないので、今日も彼の日課である「洗濯物取り入れ」と「お風呂洗い」は、その後ぼくがやった。
 ちなみに、“たんこぶ”のことを医学用語では「皮下血腫」というみたい。

 19時すぎ、C帰宅。
 五部林のオデコの“たんこぶ”に驚く。今夜は夕食をつくるのが面倒で、タコとキュウリの酢の物だけをパパっとつくり、あとは、万代で買った天ぷらの盛り合わせ(10%オフ)と、ローストビーフ(20%オフ)がおかず。
 阪神-巨人戦のテレビ中継(BS朝日)を見ていたら、掛布雅之さんが解説をやっていて、スマホゲームの『プロ野球スピリッツA』のOB選手としてしか彼のことを知らない五部林は、今の掛布さんの姿をじっと凝視しており、その後、急に立ち上がって「お父さん、見てみて、バースの打ち方」と言って、ランディ・バースのバッティングホームを真似た。
 『プロ野球スピリッツA』にはたくさんのOB選手が出場してくるらしく、五部林が好きなのは、横浜DeNAベイスターズの前監督のアレックス・ラミレスで、おもしろかったのと衝撃的だったのは、世界の王貞治のことを五部林は知らず、以前「ほら、あの王様っておるやん、『さらはる』やったっけ?、めっちゃ強い人」と言っていたので、最初それが王さんのこととは結びつかず「おうさま?」「さらはる?」と混乱した覚えがある。それ以来、我が家では王さんのことを「さらはる」と呼んでいる。

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 明日は五部林の部活は休みらしい。
 「平日は1時間、原則土日の活動はない」と聞いていた中学校の部活動だが、五部林によると「なんでか、ほかのクラブは17時で帰ってんのに、サッカー部だけは18時までやってる」ということらしく、今週末も練習試合が行われるようで(「人数が足らんから、もしかしたら俺も試合出れるかもしれん」)、活動はあるらしい。まだ子も親もいろんなことがよくわからない。

 眠ろうとしたときに、iPhoneから緊急地震速報
 気のせいか、最近、とても地震が多い気がする。今夜の震源も愛媛とか高知のあたりの豊後水道みたい。あぁ、南海トラフ

www3.nhk.or.jp

豆ごはん

 「最高気温が20度越えとか、いつの間に。」と思い始めてからも、もう10日以上経った。桜はすっかり葉桜になった。夜のうちに雨が降り、朝になると止んでいるという日が数日続いている。そんな朝、7:30起床。
 今朝の五部林は、機嫌良く目覚め。小学校の登校時間は「8:00まで」となっていたので、7:30はギリギリの起床時間だったのだけど、中学校の登校時間は「8:35まで」となっているので、通学時間が徒歩約5分→約10分と倍になったにせよ、だいぶ余裕がある朝になっていて、親子で手持ち無沙汰。
 昨日、T洋品店で交換してもらった「胸ポケット+校名刺繍付き+Mサイズ」のYシャツを着ていたので、「どう、新しいシャツ?」と訊くと「ちょっと大きい」と、歯ブラシを口にツッコミながら五部林は応えた。

 午後、先日、映画「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」を観た帰りにスーパーで買った、“うすいえんどう”を使って、春らしく豆ごはんをつくろうと準備。お米といっしょに昆布と塩と鞘からとった豆を入れて炊く、という方法ではなく、昆布だしで別に豆と豆を取りだした鞘をいっしょに茹でておいて、茹で汁で米を炊き、その後、食べる直前に豆を混ぜる、というやり方にしてみたら、やはり、豆のきれいな緑色と食感が全然違った。

 18時すぎ、五部林帰宅。
 これまでもちろん小学校ではそんなに遅く帰ってきたことがなかったので、少しドキドキしてしまう。今日から部活(サッカー部)が本格的に始まった。帰宅した五部林はクタクタになった顔で「ちょっと寝る」と自室へ。彼の当番である「お風呂洗い」と「洗濯物取り入れ」はぼくがやっておいた。

 19時すぎ、C帰宅。
 ほんとは阪神-巨人戦を見たかったが、がんばった五部林にチャンネル権を譲って、アニメ「ダンジョン飯」をNetflixで見る。いつのころからか、夕食時にテレビを見るという習慣が当然になった。豆ごはんとまぜそば(ラーメン)という不思議な組み合わせにCはギョッとしていたが、麺好きな五部林は機嫌良く平らげた。
 「ダンジョン飯」、九井諒子の描く原作は以前から気になっていたが、まったく読んでいなかった。1話だけ見て、五部林はまた自室へ。LINEで通話しながら、何かゲームをやっているようだった。

 豆ごはん、母の好物だったことを、つくる度に思い出す*1

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 夕食の片付けを終え、Cと少し話をしてぼくも自室へ。
 DAZNで「AFC U23アジアカップ カタール2024」が始まるにはまだ時間があったので、YouTubeで「衆議院議員補欠選挙(東京都第15区)ネット討論会」(ReHacQ−リハック−公式チャンネル)を見始めるも、何か、こう「誰も善人がいない」空気(候補者だけではなく)がムンムンとしていた。


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 候補者のひとりでF氏がネットで報じられていたことと同じ内容*2を冒頭の自己紹介で述べていた。

「目立つ人がいると叩かれたりとか、社会から追い出されてしまうというような風潮が続いてきてるので、いかがわしい人が活躍できる社会があってもいいんじゃないかと。いかがわしさをもう少し許容して育てていくことで、社会を変えていく人が出てくるじゃないか」

「いかがわしい人が活躍できる社会を」という意見にはぼくも賛成だけれど、活躍の場が政治でなくても良い。もちろん、彼も当選する気は毛頭ないようだった。遠い場所のセンキョ。