たんこぶとさらはる
ホイールを回してもスクロールできなかったり、上下逆でスクロールしたりと、掃除をしたり、いろいろと試してもずっと不調だったマウス(Logicool(ロジクール)「G703」)を買い換え。新しく買ったのは、同じくロジクールの「G-PPD-002WLrd」。別にゲーミングマウスである必要はまったくないのだけど、今後のことも考えて。
あと、できれば、キーボードも欲しいなぁと思ったり。2014年3月(10年前!)に購入したDELL「XPS8700」を購入したときにくっついてきた「KB213」という型番のキーボードも今も使っていて、そろそろ。これまたロジクール「K950」(4/25新発売)とか検討中。マウスもキーボードも、ほんとは実際に手で触って購入したいところだけど。
ちなみに、デスクトップPCは、3年前にマウスコンピューターで「DAIV A9(X570)」を奮発して買って、充分現役で活躍中。
ネットのブラウザはずっと「Google Chrome」を使っていたのだけど、同期とかいろんなことが面倒臭く、且つ、ややこしくなってきて、最近は「Microsoft Edge」を利用中。見た目がなんとなく好き。よって検索エンジンも「Microsoft Bing」を使ってる。
先日、Edgeを開いたら「オススメのバッドエンド(トラウマだったかな?)マンガ作品」みたいな記事が表示されて、そういうマンガ、最近読んでいなかったと思い、その中から、押切蓮介『ミスミソウ』、ふみふみこ『愛と呪い』、高井唯人『僕はラブソングが歌えない』を一気に読んだ。
3作の中でいちばん刺さったのは『愛と呪い』。巻末で浅野いにおと対談していたりしたこともあって、ぼくの好みなんだと思う。それとやはり絵が良かった。デフォルメされた登場人物と真逆なディープな物語は西原理恵子的だった。
絵はあまり好みではなかったが、物語として面白かったのは『ミスミソウ』。狂気がどんどんエスカレート、というか、繰り返される様子はなかなか読み応えがあった。
驚いたのは、こうやって中高生時代の物語を読んでいるとき、以前なら自分のその時代を思い起こしていたのに、今では、それに加えて中学生になった五部林のことを想像というか、重ねて(五部林も、クラスメイトたちとこんなふうな学校生活を送っているんだろうか、とか)しまっていることだった。
ただ、この手のマンガ作品では、安達哲『さくらの唄』や、古谷実『ヒミズ』を越える作品にはまだ出会わない。あ、岡崎京子とかもか。でも、それは、ぼくが90年代を生きたからだと思う。
18時すぎ、五部林帰宅。
いつもなら「ただいまぁー」と言って玄関を開けて帰って来るのに、ヤケに静かな「ただいま(ボソリ)」という感じだったのでどうしたのかと思っていると、「お父さん、見てぇ」と、前髪を上げたら、オデコに大きな“たんこぶ”ができていた。
まず“たんこぶ”自体目にするのがとても久しぶりだったので面食らってしまったが、すぐに「親(人)としての対応をしなきゃ」と思い直して「大丈夫?」とか「はやく冷やそ、冷やそ」とか言って、冷凍庫から冷却剤(「アイスノン」は商品名なのに、すぐに「アイスノン、しとき」とか言ってしまう)を取り出そうとするも、「ママ冷たいのちょうだい」という五部林が幼いときから使っているものしかなく(あとは、ケーキなどを買ったときに付けてくれる小さな保冷剤がいくつか)、仕方がないのでそれを五部林の頭にタオルで巻いた。
「気分が悪くなったり、吐きそうになったりしてない?」と訊くと、五部林は「それは大丈夫。とにかく“たんこぶ”が痛い」と応え、少し安心した。落ち着いてから「なんで、そんなことになったん?」と“たんこぶ”ができた理由を尋ねたら、「部活終わって、グラウンドの砂をならすのに、“ブラシ”を取ろうとしたら、ブラシの下の方を足で踏んでもて、持つ部分が思いっきりオデコに当たってん。そのブラシ、金属でできてたからめっちゃ痛かった」「そばに先生とか、友だちとかおらんかったん?」「うん、先生はもう職員室に戻ってて、みんなは先に始めてたから、急いで取りに行ったら、ガン、ってなった」と。
仕方がないので、今日も彼の日課である「洗濯物取り入れ」と「お風呂洗い」は、その後ぼくがやった。
ちなみに、“たんこぶ”のことを医学用語では「皮下血腫」というみたい。
19時すぎ、C帰宅。
五部林のオデコの“たんこぶ”に驚く。今夜は夕食をつくるのが面倒で、タコとキュウリの酢の物だけをパパっとつくり、あとは、万代で買った天ぷらの盛り合わせ(10%オフ)と、ローストビーフ(20%オフ)がおかず。
阪神-巨人戦のテレビ中継(BS朝日)を見ていたら、掛布雅之さんが解説をやっていて、スマホゲームの『プロ野球スピリッツA』のOB選手としてしか彼のことを知らない五部林は、今の掛布さんの姿をじっと凝視しており、その後、急に立ち上がって「お父さん、見てみて、バースの打ち方」と言って、ランディ・バースのバッティングホームを真似た。
『プロ野球スピリッツA』にはたくさんのOB選手が出場してくるらしく、五部林が好きなのは、横浜DeNAベイスターズの前監督のアレックス・ラミレスで、おもしろかったのと衝撃的だったのは、世界の王貞治のことを五部林は知らず、以前「ほら、あの王様っておるやん、『さらはる』やったっけ?、めっちゃ強い人」と言っていたので、最初それが王さんのこととは結びつかず「おうさま?」「さらはる?」と混乱した覚えがある。それ以来、我が家では王さんのことを「さらはる」と呼んでいる。
明日は五部林の部活は休みらしい。
「平日は1時間、原則土日の活動はない」と聞いていた中学校の部活動だが、五部林によると「なんでか、ほかのクラブは17時で帰ってんのに、サッカー部だけは18時までやってる」ということらしく、今週末も練習試合が行われるようで(「人数が足らんから、もしかしたら俺も試合出れるかもしれん」)、活動はあるらしい。まだ子も親もいろんなことがよくわからない。
眠ろうとしたときに、iPhoneから緊急地震速報。
気のせいか、最近、とても地震が多い気がする。今夜の震源も愛媛とか高知のあたりの豊後水道みたい。あぁ、南海トラフ。