豆ごはん

 「最高気温が20度越えとか、いつの間に。」と思い始めてからも、もう10日以上経った。桜はすっかり葉桜になった。夜のうちに雨が降り、朝になると止んでいるという日が数日続いている。そんな朝、7:30起床。
 今朝の五部林は、機嫌良く目覚め。小学校の登校時間は「8:00まで」となっていたので、7:30はギリギリの起床時間だったのだけど、中学校の登校時間は「8:35まで」となっているので、通学時間が徒歩約5分→約10分と倍になったにせよ、だいぶ余裕がある朝になっていて、親子で手持ち無沙汰。
 昨日、T洋品店で交換してもらった「胸ポケット+校名刺繍付き+Mサイズ」のYシャツを着ていたので、「どう、新しいシャツ?」と訊くと「ちょっと大きい」と、歯ブラシを口にツッコミながら五部林は応えた。

 午後、先日、映画「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」を観た帰りにスーパーで買った、“うすいえんどう”を使って、春らしく豆ごはんをつくろうと準備。お米といっしょに昆布と塩と鞘からとった豆を入れて炊く、という方法ではなく、昆布だしで別に豆と豆を取りだした鞘をいっしょに茹でておいて、茹で汁で米を炊き、その後、食べる直前に豆を混ぜる、というやり方にしてみたら、やはり、豆のきれいな緑色と食感が全然違った。

 18時すぎ、五部林帰宅。
 これまでもちろん小学校ではそんなに遅く帰ってきたことがなかったので、少しドキドキしてしまう。今日から部活(サッカー部)が本格的に始まった。帰宅した五部林はクタクタになった顔で「ちょっと寝る」と自室へ。彼の当番である「お風呂洗い」と「洗濯物取り入れ」はぼくがやっておいた。

 19時すぎ、C帰宅。
 ほんとは阪神-巨人戦を見たかったが、がんばった五部林にチャンネル権を譲って、アニメ「ダンジョン飯」をNetflixで見る。いつのころからか、夕食時にテレビを見るという習慣が当然になった。豆ごはんとまぜそば(ラーメン)という不思議な組み合わせにCはギョッとしていたが、麺好きな五部林は機嫌良く平らげた。
 「ダンジョン飯」、九井諒子の描く原作は以前から気になっていたが、まったく読んでいなかった。1話だけ見て、五部林はまた自室へ。LINEで通話しながら、何かゲームをやっているようだった。

 豆ごはん、母の好物だったことを、つくる度に思い出す*1

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 夕食の片付けを終え、Cと少し話をしてぼくも自室へ。
 DAZNで「AFC U23アジアカップ カタール2024」が始まるにはまだ時間があったので、YouTubeで「衆議院議員補欠選挙(東京都第15区)ネット討論会」(ReHacQ−リハック−公式チャンネル)を見始めるも、何か、こう「誰も善人がいない」空気(候補者だけではなく)がムンムンとしていた。


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 候補者のひとりでF氏がネットで報じられていたことと同じ内容*2を冒頭の自己紹介で述べていた。

「目立つ人がいると叩かれたりとか、社会から追い出されてしまうというような風潮が続いてきてるので、いかがわしい人が活躍できる社会があってもいいんじゃないかと。いかがわしさをもう少し許容して育てていくことで、社会を変えていく人が出てくるじゃないか」

「いかがわしい人が活躍できる社会を」という意見にはぼくも賛成だけれど、活躍の場が政治でなくても良い。もちろん、彼も当選する気は毛頭ないようだった。遠い場所のセンキョ。