3周年

 きょう、10/18は、Cとぼくの結婚式・披露宴・二次会@2008/10/18・六甲山ホテルから3年目の記念日。
 あれから、3年も経ったのか、という思いよりも「まだ3年か」という思いの方が強い。
 いろいろありすぎて、もう10年ぐらい経ったような感覚。
 7月に五部林が生まれてからは、まだ3ヶ月だけど、もう時間間隔がむちゃくちゃ。これまでのルール、というか、経験が通用しない時間の流れ。

 こんなぼくと結婚してくれ、いっしょに生活をしてくれ、そして、五部林を産み、いっしょに育ててくれているC。
 ぼくは、昨夜(ゆうべ)、すごくこわい夢を見た。Cと訪れていた高原みたいなところが、大洪水でふたりとも流され続ける、という。ふたりとも全身ずぶ濡れになりながらも、助かるのだけど、なにかを暗示・暗喩している予感がしたけど、大丈夫だと思う(このとき、五部林はおらず)。
 ぼくは、いつだって恐れている。
 こういった、日常が、なにかのちょっとした些細なきっかけで崩れてしまうことを(山田太一ドラマのように)。この日常が、つまようじの先っぽに立っているようなものであることも知っている。
 3年前、ぼくはとても恐れた。
 それまでの34年間の、いや、ひとり暮らしを初めて(18才)からの16年間の自分のペースが、結婚する(誰かといっしょに暮らす)ことによって、とても崩れるのではないかと。何かとても大切なものを、結婚と交換に喪うことになりやしないかと。
 でも、いまは、またこの生活が、いつか崩れ、なくなってしまうことを恐れている。
 ぼくは、正直、もうひとりで生活する自信がない。さみしすぎる。発狂しそうだ、いや、する。もうぼくには誰もいない。母もいない、祖母(2011/8/17没)もいない(でも、ときにひとりの時間を切望する瞬間は、度々あることも事実だけど)。
 Cと2人の生活の2年9ヶ月、それから五部林が生まれて3人での3ヶ月、この当然のように思える毎日が、偶然×偶然×偶然…、のなかで成り立っていることは頭ではわかっているつもりでも、すでに身体が慣れ親しんでしまってる。

 こわいな、結婚って。
 ただ、ほんとうにありがとう、C、そして五部林。これからもどうぞ、どうぞ何卒よろしく。
 そして、3年前の結婚式・披露宴・二次会に参列してくださった皆さんをはじめ、ぼく(ら)夫婦をつねに暖かい目で見守ってくれている大勢の方々、いつもほんとうにありがとうございます。

 きょう、Cは、五部林といっしょに、この晴れた秋空の下、散歩にはもってこいの季節とはいえ、土居商店街仙寿堂まで、記念日のケーキを買いに行ってくれた。
 ぼくも仕事帰りに、上本町YUFURAで【ち】に、ネルシャツと帽子と花のプレゼントを買って帰った。
 そして、夕食は、ステーキ。ごちそうさまでした。