何人で?
休日。
明日が仕事のため、昼前、いつもこっちから行くと言うのに、母が車で迎えに来てくれ、大阪府知事選の期日前投票に守口市役所まで。去年、住民票を守口市に移したから、こういうときは面倒。ぼくには争点があまり見えない選挙だけれど、共産・自公・民主・その他(2人)の対抗馬が揃った府知事選は珍しいためか、投票所にもわりと多くの人が。
大阪府知事選といえば、ぼくが20才のとき生まれて初めて体験した投票行為をした選挙だ。あのときは、投票行為そのものにドキドキして、横山ノックさんに投票した。横山ノックさんといえば、当選後は、府知事としてあらゆる不評に苛まれた人物だけど、去年からいっしょに仕事している府職員OBの上司によれば、府庁内の職員には、現府知事よりもよほど評判が良かったという。「政策とか、そういうんじゃなく、(役人が用意した原稿をそのまま話すのではなく)自分のことばできちっと話せる人だった」ということ。そりゃそうだ、その道のプロだったんだもの。
投票を終え、市役所を後にしようとしたら、話しかけてくるメガネの男性がいた。「朝日新聞社の者ですけれど、出口調査をしています。もしよければ、ご協力おねがいします」だって。これまで何度か投票はしてきたけれど、「出口調査」に遭ったのは初めて。「ほんとにやってるんだ」と思った。質問項目は、今回投票した候補者名、普段の支持政党、年齢、性別などのほかにも「今日の投票には何人で来られましたか?」というのがあって、なぜこんなことを聞くんだろう? と思った。