リーマンのことはリーマンにしかわからない
仕事後、ほんとはT歯科に通院予定だったのだけど、抜歯予定だったから、ひどく億劫になって、そのまま帰宅。途中、いつもはガラ空きなのにいっぱいお客さんが来ていたRENTAL POCKETに寄り「24 -TWENTY FOUR- シーズン3」の続きを借りたり、KINSHOに寄って食材を買ったり、布施郵便局(正確には布施「支社」って言うらしい)に寄ったりする。
今日気になったのは、『文藝 2007年 11月号』(特集:笙野頼子)。
高橋源一郎「小説のことは小説家にしかわからない」発言に対する田中和生による批判に対する笙野頼子の言い分みたいなのもなされているらしい。
高橋さんの「小説のことは小説家にしかわからない」発言はおもしろいし、それに対する「ニュー批評家」(というらしい)たちの言い分も読んでみたい気はする。でも正直、そこまでで精一杯。日々、日銭を稼ぐために時間をすり減らしてるリーマンにとっては。すごく興味はあるし、意欲もある。「小説のことは小説家にしかわからない」発言に対する批判より、仮に「リーマンのことはリーマンにしかわからない」と発言した方がどれだけ一般性を持ち得り、批判を含めた共有感覚も獲得できるか。よくわからないけれど、要はそういうことのような気がする。
「主婦のことは主婦にしかわからない」、「男のことは男にしかわからない」、「公務員のことは公務員にしかわからない」、「犯罪者のことは犯罪者にしかわからない」、「ネズミのことはネズミにしかわからない」。くだらない。
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