旅の終わり 〜1月18日(火)のこと(6)〜

 神田駅から、京浜東北線に乗って、東京駅、そして、バイトに行くKちゃんとお別れして、駅弁もビールも買って、16:53発、のぞみ53号博多行き(またN700系)に乗り込んだ。
 Kちゃんとは、ぼくは、結婚式で初めて会って(出席してくれた人のうち、みんながデジカメを持っているなか、彼女だけが、懐かしき「写ルンです」で写真を撮っていたことが印象的だった)、もちろんそのときにはほとんど話していないから、その日、初めてゆっくり話したんだけど、そんな気がしないほど、とてもいっぱい話せてうれしかった。
 そして、またCはすぐ就寝。ぼくはしばらく東京の景色を目に焼き付けて(今度はいつ来れるかわからない)、それから、駅弁を食べて、ビールを飲んでしていたら、あっという間に平塚あたりまで来ていて、そこからは、夕陽に染まる富士山が見えた。思わず、スマートフォン(IS03)で、初めて動画を撮ってみた。
 富士山で始まり*1、富士山で終える旅。


 それから、ぼくも1時間ほど眠って、気がつくと、米原→京都間あたりで、暗かったからよくわからなかったけれど、2日前の雪がまだわんさか残っているようで、冷たい雨だか雪が降っているのが見えた。
 19時半ごろに新大阪に着いて、それから、普通新三田行きに乗って、大阪駅、そして、谷町線で守口着。20時半ごろには、自宅に戻っており、まだほんの数時間前には東京にいたことがうそのように、くぃーんと、日常に戻されていくのを感じながら、母の遺影に「ただいま」と言い、今回の旅もたくさん撮ったD5000(カメラ)をテレビにつなぎ、Cとふたりで、ぼくは焼酎を飲みながら、写真を見、それから眠った。

 これが、1月16日から18日の3日間、2年ぶりの東京への旅。
 今回、出会えたみなさん、ありがとう。そして、出会えなかったみなさん、ごめんなさい。また遊びに行くので、そのときには、ぜひ。
 出発前は、どうなることかと心配もしたけれど、Cも体調を崩すことなく、五部林も無事で帰ってこれて、ほんとうによかった。
 東京は、ぼくにとって、もう別世界だ。でも、そこにぼくの大切な人たちが生活している、と思うと、とてもいとおしい。ぼくは、そして、ここで生きていく。Cと五部林と。はぁー。

*1:http://d.hatena.ne.jp/subekaraku/20110120/p1