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今朝の通勤から、長嶋有『ぼくは落ち着きがない (光文社文庫)』を読み始める。
文体が、これまで読んだ長嶋有と違うのに、驚く。センス(傍点とか、比喩とか、着眼点とか)は、まさしく長嶋有的なモチーフなのだけど、何かが違う。
そして、この文体は、どこかで読んだことがあるな、と思って、ハッと思ったのは、有川浩『図書館戦争 図書館戦争シリーズ(1) (角川文庫)』だった。有川浩の作品は『阪急電車 (幻冬舎文庫)』を読んで、やっぱりその文体は気になってけれど、とんとん読み進めることができたので、話題の「図書館戦争シリーズ」も読んでみようと、読み始めたのだけど、やっぱり、その文体に馴染めず、結局、読むのを中断している。
この2作品が同じ図書館が舞台だというのは、できすぎた偶然だけれど、それでいうならは、ぼくは、この『ぼくは〜』は、瀬尾まいこ『図書館の神様 (ちくま文庫)』に近い感じの作品なのかと思い読み始めていたから、ちょっとその差に驚いた。
この文体を、どう名付けていいのか、どう名付けらられているのか、ぼくははわからないけれど「ラノベ体」(ラノベ=ライトノベル*1)とでも言ったりしてみる。
そして、たぶん、この文体を長嶋有は、きちんと意識したうえで書いているんだろうと、思う、きっと。
語り手が妙に冷静、登場人物が「姓(あるいは名、あるいはあだ名)」だけで呼ばれる(さん、とか、くんとかを用いない)、いろんな価値観が自明・断定的な様子、などなど、それが、「ラノベ体」。

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