誕生プロローグ(3)7/9・10

 7月9日。
 二日酔い明けの就職フェアから疲れて帰ってきたぼくを待っていたのは、前駆陣痛に苦しむC。
 夜、何度も彼女の痛みを訴える声に起こされた。疲れきっていたので、気づかないふりをしたこともあった(ごめん、C)。でも、どちらにせよぼくには何もできなかった。ただ、不安なCを、ぽつん、と不安なままにしたことがあったのは、申し訳なかった。

 7月10日。昨日。
 朝から前駆陣痛が1、2時間おきにやってくるようになってきたC。
 ただ、昨日で、やっと37週に入ったことで、助産院で産むための要件のひとつはクリアしていた(五部林の体重、成長具合は心配だったけれど)。
 それまでほとんど何も準備できなかったCも、以前、アカチャンホンポで購入した短肌着や、人からもらった衣類、先日、Cのお母さんが持ってきてくれたガーゼ類などを洗濯したけれど、干す元気はなかったので、ぼくが、その小さな肌着類を一枚一枚、ていねいにハンガーにかけ干した。干していると、なんだか、とても、その小ささがいとおしくなって、自ら準備をする勢いがついたのか、Cが食べたいと言ったおにぎりを昼食につくり、ぼくはパンを食べて、そのまま、つい先日、マイミクシイの先輩妊婦Nちゃんから教えてもらった出産準備必須アイテムである「ペットボトルキャップ」(ストローを突き刺して、傾いても飲めるようにするもの)を、大日のダイソー(100円均一ショップ)まで買いに行き、帰宅したら、Cは陣痛が30分〜1時間おきにやってくるようになっていて(途中、その波が一瞬治まったりもした)、そこで、ぼくは、これは意識的に、体力を養っておこうと、別の部屋で昼寝をさせてもらったりして、そして夜を迎え、夕食(簡単にうどんで済ませた)をつくり、Cは、すでに、30分間隔でやってきてた陣痛の合間に、最終の入院セットのチェック、入浴などをする傍ら、ぼくは、再確認を含めてハイディ・E.マーコフ/アーリーン・アイゼンバーグ『すべてがわかる妊娠と出産の本』を読んでいたりしていた。

すべてがわかる妊娠と出産の本

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  • 作者: ハイディマーコフ,サンディハザウェイ,アーリーンアイゼンバーグ,竹内正人,森田由美
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 その30分間隔でやってくる陣痛の様子は、あえて、Twitterでつぶやいた。http://twilog.org/hitegami/date-110710 http://twilog.org/hitegami/date-110711
 タイムライン(Twilog)によって、その間隔がどれくらいになっているかが明らかだったから。
 今、読み返してみると、それまで30分間隔だったものが、21時ぐらいから10分間隔になっており、日付が7月11日に変わるころには、10分未満間隔になってきている。