車内読書

 そうして、少しだけ仕事に余裕ができた(いや、単にやらなきゃいけないことを先送りしてるだけなのだけど)ぼくは、1月31日、久しぶりに定時で上がれたので、帰りに上本町のルーブル書店に寄って、ふと見つけた上原隆『胸の中にて鳴る音あり (文春文庫)』を、おもに仕事帰りの電車内で読んでいた(出勤時は、新聞(朝刊)を読むようにしている)。
 先日、読み終えてしまったのだけど、ほんとに毎晩毎晩地下鉄の中で泣きながら読んでいた。
 ぼくは、ずっと以前、彼のよい読者だった*1けれど、久しく離れていた。それは、結婚してからの時間(2008年〜)、とくに、この1年さまざまなことがあり、本を数冊しか読んでいないことが原因としてはいちばんだけれど、誤解と語弊を承知でいえば、ぼくは、おしなべて「こうふく」だったんだと思う(もちろん、大小の不幸は数限りなくあったにせよ)。
 ぼくは、2月2日のツイートで、この本を読んでいて「ぼくは、よくも悪くも人との比較癖があり、それに上原隆の文章は触れるのだ、と。」*2と、つぶやいているけれど、おしなべて「こうふく」な時期に、比較癖は表面化しない。
 この本についての感想は、また別の機会に書きたい。石川啄木宮澤賢治の精神。

胸の中にて鳴る音あり (文春文庫)

胸の中にて鳴る音あり (文春文庫)

*1:http://blog.livedoor.jp/subekaraku/search?q=%BE%E5%B8%B6%CE%B4

*2:http://twitter.com/#!/hitegami/status/32810809788735489