たびだち・国立散歩 〜1月16日(日)のこと(1)〜

 1月16日から18日の3日間、2年ぶりの東京への旅。まだ心のどこかは、トーキョーにいるような、残してきたような、そんな気もするけど、忘れないうちに、そして、今日からまた深夜帰りの日々が続くであろうから、覚えていることを書き留めておこう、と思う。

 15日、いつもより早く仕事を切り上げ帰宅したものの、夕食を摂ったら、さっそく眠くなって、なんにも支度もしないまま、入浴もしないまま、寝てしまう。そして、旅立つ当日の16日朝、5時に飛び起きて、入浴と、ほんの少しの支度(IS03(スマートフォン)のための充電器ぐらいだけど)をして、真っ暗ななか、Cと出かける。明けの明星がきれいに輝いていたので、今回の旅が楽しく無事になるよう、お願いする。
 6:33守口駅発、いつもの通勤とほとんど変わりない地下鉄に乗り東梅田、そして、JRに乗り換え新大阪。新大阪駅は改修中で、暖かいコーヒーでも飲もうと思ったけど、店がなかった。前夜からの大雪で「運行に遅れが出ている」との情報。駅構内のお土産屋で、その夜の「新年会」の幹事をやってくれたNくんへのお土産(タイガース マヨおかき、2種類)を購入。
 新大阪7:37発の、のぞみ212号(N700系)に乗り、京都に入るか入らないかのところで、すでにうっすら雪景色。車内アナウンスからは「名古屋には50分遅れで到着」とのこと。京都を過ぎれば、ほんとうにずっと雪景色。列車もかなり減速。国立でのIさんとの待ち合わせに遅れなければいいけど、と思いながら、眠るCを置いて、車内散策。グリーン車やら、トイレやら。
 結局、40分遅れで名古屋着。名古屋駅ではしばらく止まって、作業員のおじさんが車体の「雪落とし」をしていた。


 名古屋を過ぎたら、打って変わっての快晴。どんどん眠くなったけれど、「富士山の御姿を見るまでは、眠れない!」とがんばって、その富士山が見えたときの感動ったらなかった。眠ってたCをたたき起こして、カメラでもケータイでもパチパチ。やっぱり富士山って、いい。こんなのを毎日見てる静岡だか山梨の人たちは、どんなふうに感じているのだろう、といつも思う。



 んなこんなで、富士山をめぐるツイートやら、その夜会う人たちに旅立った報告をメールしていたら、あっという間に東京に着いた。結局、40分ほどの遅れで。それから、ひと息つく暇もなく、中央線(豊田行きだったかな)に乗り換え、国立へ。武蔵境辺りから、中央線が高架になってて、驚いた。「開かずの踏み切り」対策、ちゃんとやってるんだな、と。
 国立には12時過ぎに到着。北口のコインロッカーに荷物を預けて、駅構内を「入構証」を持って通り過ぎる人たちを?と思いながら、南口に出て、Iさんと、そして、いっしょに国立散歩に付き合ってくれることになったNくんを待つ。さぶかった。
 そして、現れたふたり。「おめでとう」と言われて、何のことかと思ったけど、そうだった、五部林のことだった。
 とにかく空腹だったので、ぼくは「そば」、Cは「こじゃれた国立っぽいお店」の折衷案でIさんが連れて行ってくれたのは、「いたりあ小僧」。でかいわかめサラダに驚きつつ、しいたけいかの「スパゲッティ」(パスタではなく)をぺロリ。食べたら、さっそく眠くなった。
 眠い目をこすりつつ、いよいよ国立散歩開始。まずは旭通りから。

(1)ニチニチ日曜市→(2)コショコショ市

 店を出してた岡崎武志さんid:okatake:20110116が、京阪沿線を故郷にもつよしみでポストカードをおまけしてくれた。同じときに、京橋出身のお客さんもいて、世界の狭さを知る。んで、寺山(修司)の復刻版を買ったら、岡崎さんのお店では、おなじみらしい「おみくじ」を引かせてもらい、「吉」だったから「やった!」と思ったら「吉じゃなく、エロ(吉を縦に読む)」と書いてあって、相当当たってると思った。あと、コショコショ市で買ったのは、Nくんおススメの山田稔の本。Cは、ポストカードを何枚か。
 よい規模の古書市だな、と思った。



→(3)匙屋

 Iさんのおなじみの店らしく、店主のさかいさんとおしゃべりしてるのを聞いてるのが、とてもよかった。もちろん、お店に並べられている品々。そして、店構え(とくに、奥の事務所らしきところ)がとても印象的。毎年5月頃、大阪の梅田大丸にも、出店されるらしく、機会があれば行ってみたい。
 帰りにお店のポストカードをもらいました。ありがとう。

→(4)国立本店

 後から、Cに聞いたら「国立でいちばん印象に残ったお店」と言ってた。「ポテギ」という、枝にポテトチップスを挟んで「木」にする、という紙細工を買った。いろんな新刊本や古本や雑貨があって、店内は明るく、そして、暖かいお茶も出してくれた。ぼくが気になったのは、伊丹十三問いつめられたパパとママの本 (新潮文庫)』。今から準備しておかなければ…。

問いつめられたパパとママの本 (新潮文庫)

問いつめられたパパとママの本 (新潮文庫)


なかしましほさんのお店(お休み)→古道具屋さん(名前忘れた…)→フジカワエハガキ(お休み)→(5)GARAGE

 高架になった中央線をくぐり、ぐるぐる巻きになった踏み切りのカンカン、いう機械を見て、なんだかとても理容室の多い町並み(数十メートル間隔にあった)に驚き、GARAGEへ。
 GARAGEの店主、小田島さんは、Iさんによると、ぼくのことを、というか、ぼくのこの日手紙を読んでいてくれたらしく、「すべからく」さんについて興味を持っていただいていたらしく、店に入って、紹介されると「あれー、もっと、ドッシリした人かと思ってた!」との反応。(Iさん、どんなふうにぼくのことを説明していたんだろう、単に太ってるとか?)「ドカベンみたいな感じだと思ってましたか?」とぼくは訊いた。
 小田島さんには、母とのことを書いていた時期の日手紙をよく読んでもらっていたらしく、こうして何気なく書いていることを「誰か」に読んでもらっているということは、ほんとうにうれしい限り。「また書き始めてますので、覗いてみてください」と言っておいたりもして。
 GARAGEにあった、陶器ではなく、椅子に夢中だったのが、NくんとC。Nくんは、気に入った椅子の予約までしていた。ここでも、温かいお茶と、なかしましほさんのお店のジンジャークッキーをいただいた。ごちそうさまでした。


→(匙屋)→(6)黄色い鳥器店→(7)つくし文具店

 GARAGEを出たところで、西八王子に住む、大学時代の友人、Tっちから「いま、国立に着いたよ。どこにいる?」との電話があったので、どうにも説明がつきそうにもなかったので、Tっちも知っているという匙屋さんに戻って、こちらも2年ぶりの再会。そしてまた「おめでとう」と言われる。
 そして、Nくんを紹介しつつ(IさんとTっちはぼくの結婚式で一度面識があった)、いろいろと話しつつ、この国立散歩で、いちばんCが楽しみにしていた黄色い鳥器店へ。お店は線路沿いの2Fにあって(1Fが卓球用品のお店だというのも、なんだかよかった)、店内に入ると「さすが全国区!」という感じの人ごみ状態。生活感のある器や、それでも斬新な雑貨などがあって、母の遺影前に飾る花瓶が欲しくなったけど、なぜかピンとこず、スルー。途中、店内で、Tっちといろいろと話込んでしまって、これは店内ですることじゃないな、と思い、卓球用品のお店の前のベンチで、ぺちゃくちゃ。
 次に向かったのが、こちらも、CがIさんにリクエストしたつくし文具店へ。駅からバスに乗って向かう。
 つくし文具店は、Iさんの自宅から歩いて数分のところにある文具店で、なにより驚いたのは、店の壁にぺったりへばりついていたポストと、店内の黒板。便箋やら、ポストカードやらを買ってしまう。商品だけなら、イオン(大日)のクロッシェにもあるんだけどね。
 つくし文具店から国立駅までは、歩いて向かった。
 途中、Iさん家にも寄って。いつも彼女のブログ(トテチテ堂本舗)にも出てくる愛犬・マックくんにも、遠くからだけど出会えた。そして、うれしかったのは、ぼくが書く手紙は、ここに届いているんだな、と思えたこと。この、ポストに、と。