根本敬×碇シンジ×永沢さん

 ぼくは、上司と話しながらも、上司は「お前は“乗り越えた”と思うよ」と言ってくれたけど、そして、9月も、昨夜(ゆうべ)もHくんにエラそうなことを言ったけど、ほんとうは全然自信ないんだよね。
 いつ(うつ状態)が来るか、いつ来るか、って、ずっと怯えながら生活してる。これから、Cもいよいよ大変なときで、五部林も生まれるっていうのに、しかも、こんな毎晩遅くまでの仕事をしていて、ほんとうに怯えてる。
 上司から、「お前はなんで“乗り越えれた”んだと思う?」と問われて、ぼくが、そのとき深く考えずに、思いついたことをパッと言ったのは、「たぶん、ぼくは、自分への内向きベクトルが気が狂うほど強すぎて、内向きの壁を突き破ってしまっただけだと思います。それから、ずーっと『こんな世界、生きるのあほらしい』と思ってきた社会について、『あほらしい』と外側から言ってるだけでは、自分でも納得できなくなって、あえてそのなかに入って行って、その結果『あほらしい』と言いたかったし、それを証明することがぼくの原動力になったし、今もなっていると思います」と答えた。
 「でも、やるんだよ!」(根本敬)の精神。「逃げちゃダメダ(碇シンジ)、ではなくて、逃げるのいやや」の精神。「自分に同情しないこと」(村上春樹ノルウェイの森』・永沢さんのことば→この間、映画見て、久しぶりに思い出した)の精神。
 ただ、現実は、なんにもしてないし、逃げてばっかりだし、自分に同情しないまでも(だから、他人にもあんまり「同情」っていうのはしない)、とっても甘やかしてる。