こんな1年になるはずじゃなかった。
まず、仕事の話から。
今年、年が明けた当初は、こんなに忙しい仕事が続く毎日になるなんてことは、もちろんまったく予想していなかった。
忙しくなった理由は、明らかに2つある。
- 1つ目
実際には去年の12月から動いていたのだけど、本格的に動き出したのは3月からの、社会福祉施設等耐震化等臨時特例基金(補助金。この補助金が決まったのは、麻生太郎政権のころで、つまりは景気対策の一環ということ。意地悪く言えば、ムダな橋や道路、ダムなどをつくる公共事業が批判の目に晒されたため、福祉施設の建て替えに税金を投入=ゼネコンが儲かる=雇用が生まれる)を受けての、大規模な施設整備事業(我が職場にとっては40年ぶり)が現実化してきて、担当の大阪府に実施協議書を提出したり、職場内で協議したり、設計監理業者と打ち合わせしたり、そのための理事会・評議員会を開いたり、資金計画(借入金)について独立行政法人福祉医療機構と掛け合ったり、その種の数え切れないほどの打ち合わせ、そして、その打ち合わせに向かうまでの資料づくりの一切合財をぼくが手がけなければならなかったこと。
- 2つ目
そして、2つ目は、これは、なかなか大きな声では言えないのだけど、2009年10月20日の行政による実施指導監査(平たくいえば、きちんと法人・施設運営がなされているかの行政による、現地でのチェック)で、法人・施設運営について、問題のある、いや、不適切なことをやっているのではないか? という疑いを持たれ、2009年10月〜今年5月頃までは、それに対する調査(膨大な資料の提出)、職員や子どもたちへの聞取りなどが行われ、6月に入ってからは(6月28日だったことが、ツイートを見てわかった)、さっき「疑い」と書いたことが、行政側にとっては「確信」だという調査結果に至り、行政側と法人側で、ほんとうに日々いろんなやりとりをして、ぼくは当初の調査段階では、ほとんどそのことについて関わってはいなかったのだけど、行政とやりとりをするうえでも、やっぱりそこでは資料、というか、事務的な作業がどうしても必要で、それに何気なく携わってしまったことで、そこからは、もう、いつの間にかぼくが行政とのやりとりの窓口(矢面、とも言う)になってしまい、夏、8月31日が、ある象徴的な一日だったのだけど、その2ヶ月間は、ほんとうに怒涛の日々だった。
ただ、1つ目の施設整備のことも、2010年5月、とりあえず平成22年度分の補助金の内示が下り、建て替えについての業務が本格化してきたものの、6月末に2つ目の案件が大きく出てきてしまい、ほんとはそのどちらかひとつでも、通常のぼくの仕事に加われば、ものすごく大変な仕事のはずなのに、不幸にも(いや、1つ目は子どもたちの生活環境が改まることにおいては、ものすごく歓迎すべき事柄なのだけど)2つのことが一度に津波の如く押し寄せてきたため、それはもう、通常業務からいえば、ぼくの仕事は必然的に20倍ぐらいになり、毎日ヘトヘトだった。
結局、1つ目の施設整備については、夏の間までは、どうしても2つ目の案件を優先せざるを得ず、いろんなことが後回しになってしまい、且つ、現状では施設整備に必要な「建築確認申請」が下りないことが判明し、別の部分での行政との協議が必要となり、道路管理課やら、開発指導課やら、土地家屋調査士やらとも掛け合い、当初は予定していなかった、本体工事の前の「開発工事」をしなければならなくなり、実施協議書を提出した計画時(3月)の予定では、10月頃には、工事着工の予定が、結局、遅れに遅れて、先日、やっと入札が行われ、施工業者が決まり、来年(来月)1月中旬、着工できるかできないか、というところまできている。
加えて、2つ目の案件についてだって、ある象徴的な一日だった8月31日が過ぎても、法人として、施設として、そのような結果について、どう責任をとるのか? というような課題を突きつけられて、ぼくらの法人では、理事会・評議員会は、通例なら、1年間に予算と決算を議決する2回開催だったものの、今年度(4月から)は、もうすでに8回も開いていて、それらに加えて、外部の有識者を集って意見を聞いた委員会も3回開いたし、そのための資料づくり、そして、そのためのさらなる行政、そして役員どうしの打ち合わせなどが、9月から11月にかけて何度もあって、ぼくは、そこで、改めて「大人社会」というか、そういう社会においての「責任のとり方」という図式が、まだこの21世紀においても成り立っていることを目の当たりして、落胆、というのではないけれど、そして、失望、というのでもないけれど、ともかく、現実、を知って、体力的にはもちろん、精神的に相当疲弊した。
そして、この2つの案件は、2つが絡みあったかたちで、今でもたくさん課題(おもに資金計画面で)を残していて、少なくとも年が明けても、今年度いっぱいは、いろんな作業が継続しそう。(子どもたちへの)支援方法と、施設整備に係るお金の話が、絡み合うというのも妙だとは思うけれど、今の制度では、そうなっている。
社会福祉法人・社会福祉施設の運営というのは、その運営資金を公的なもの(つまりは税金だけれど)に「依存」しているため、このような制度が成り立っている(とくに、措置制度が残っている児童福祉事業の一部では)。