八千代と八千草薫

 禁煙83日目。

 昨夜(ゆうべ)見た、山田太一脚本のドラマ「ありふれた奇跡」(第1話)は、唐突にCMに行く感じがしたり、そもそもCMの数がふつうのドラマよりも多いんじゃないかと思ったり、「提供(スポンサー)」を紹介するときのスポンサー企業名のテロップの字が小さいとか、いろいろ細かいことは思ったものの、おおむね、すごく良かった。「良質」、といった感想をもった。
 そばにいる人物のことを「こちら」とか「そちら」とか、自分から少し離れた人物のことを「あちら」とかいう代名詞を台詞で遣うのは山田ドラマではいつものことだし、そういう癖は、久しぶりに山田ドラマを見たから少し耳に付いたものの、やっぱり嬉しかった。山田さんのことば、だ、と思ったから。
 それに、ぼくは、仲間由紀江の話し方が、どのドラマを見てもすごく耳について、なるべく避けるようにしているのだけど、山田台詞×仲間口調になると、お互いが消し合うのか、そんなに気にならないことも不思議だった。
 ドラマの舞台は、設定上は「八千代」となっていたけれど、これは、ほんとうに千葉の八千代市なのかどうかはわからない。でも、まだ新しい土地が残っていて増築中の家が多い新興住宅地だった。なにかそれがとても印象的だった。「提供(スポンサー)」を紹介する向こうに映っていた風景も、その街の住宅の屋根、夕暮れの鉄塔など、いわゆる、というか、ぼくが個人的によく遣う言い回しでは「殺人事件が起こりそうな街」の感じだった。そういう新しい街って、ぼくは「かなしい」んだ。
 印象に残ったのは、警官役の塩見三省が、いつもはすごく脇役なのに、第1話では、あんなに物語の中心にいて、なおかつ「いいひと」であったことと、もちろん、加瀬亮くんの声とか姿とかだ。
 加瀬くんは、彼は、やはり、いい。惚れる。
 仲間由紀江がauのCMしてるし、加瀬くんは前にSoftbankのCMしてたから、どっちのケータイ使うんだろうと思ってたら、ふつうに番組のスポンサーでもあるauだった(以前の、加瀬くん×市川美日子のCMも良かったな、彼の声かな)
 次回以降も見ていきたい。
 Cも気に入ってくれたようだ。テレビ見る権に関してはCが気に入らないと、我が家ではぼくに選ぶ権利はない。とくに冬は。プロ野球が始まると、Cは少し我慢して見せてくれているから。

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