岩海苔をくれる歯医者

 帰宅したら母から電話があって、「いま近くまで来ているのだけど、家にいる?」と言われ、「いま帰ってきた。あ、写真(母から印刷を頼まれていた結婚式に参列してくれた母の友人が写っている写真)持って帰る?」とぼくが言い、そして、近くに車を停めていた母と会って写真を渡し、母は皿やら果物やらを持ってきてくれた。握手して別れた。

 今週に入ってから、ぼくが夕食当番だったのに、ずっとCがつくってくれてたから、今夜はぼくがつくった。
 豚肉の生姜焼き(生姜がなかったので、わさびをつけ汁に混ぜてみたから、ほんとは「豚肉のわさび焼き」)、にんじん丸煮、鮭と鱈と水菜と餃子の入った味噌汁。
 米がなかったので、冷凍していたごはんをレンジにかけたりしていたら、歯医者に寄って来たCが帰ってきて、「歯医者さん、年始のあいさつにこんなんくれたよ」と岩海苔を見せてくれた。
 話を聞いていたら、前々からおもしろい歯医者だと思ってはいたけれど、患者に岩海苔をくれる歯医者さんなんて初めて聞いた。M歯科、ぼくも今度言ってみよう。
 Cは、しょうゆ味が強すぎた生姜焼き(わさび焼き)を「おいしい、おいしい」と言って食べてくれた。

 さて、これから、山田太一、12年ぶりの連続ドラマ「ありふれた奇跡」を見たいと思ってます。