否定的な1年
2008年だって、いろいろな否定的な1年だとは言われながらも、印象に残る作品はたくさんあった。
物語。
それは「崖の上のポニョ」であったりもし、ほとんど読めなかった幾冊かの本であったりもし、テレビドラマ(倉本聰「風のガーデン」→でも、ほんとうのところ、1話たりとも見ていない。あ、ほんとうに、なにかあるかもしれない、という物語は、毎日の生活のなかで見れないのだ。見てしまったところで、仕事に行くことができなくなる。あまりにも現実的、それがあまりにもばかばかしすぎて)であったりもし、そして、(結婚[式]もしたりした)個人的には、ものすごい激動の1年ではあった。ただ、それを客観的に切り離して「物語」が「物語」足りえている作品が、2008年ではなにか? と問われると、ぼくの場合、あまりにも絶対数が少なくて答えられない側面はあるにしても、「ポニョ」と「コイル」という、アニメが残るのは、仕方なく、事実だと思う。
アニメは、やっぱり、こちら側の積極性がなくても、訴え(てく)るものは、それなりにすごくあるものね。とくに、「ポニョ」の冒頭30分は、映画ではなく、ゲイジツだったし、「コイル」の多くにわたってもテレビではなく映画だったから、その“住み分け”もどうかと思いつつも、「いいものはいい」というぼくのスタンスで見れば、とてもすばらしく、暇も、教養も、時間も、余裕もないぼくとしては、それがアニメだったということは、いろいろなことを象徴していると思う。
山田太一は、倉本聰「風のガーデン」に引き続き、あの時間枠で「ありふれた奇跡*1」を12年ぶりの連続ドラマとして脚本を手がけるらしい。
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*1:http://wwwz.fujitv.co.jp/arifureta-kiseki/topics/00.html