「愛の巣」with 母

 Cを下ろし、車を返しに行こうと、母に電話。
 ちょうど、母の友人のTさんも来ていたようで、3人で夕食を食べようということになる。
 正直、ぼくはもうくたくたで、すぐに帰りたかったけど、Tさんにも長らく会ってなかったし、母のことではお世話になっているし、今度のぼくらのケツコン式にも参列してもらうことになってるので、向かう。
 18時ごろ、母宅着。
 母がつくったカレーと、Tさんが持ってきてくれたお寿司、Tさん手づくりの煮物などで夕食。
 母はTさんが来てくれていることで、なんだか嬉しそうだった。
 この日の午前中、日曜日だというのに母は病院に検査に行っていた(前回の検査で腫瘍マーカーの値が上がっていたことが原因)。その検査の結果、今まで値の良かった白血球の値と、それに占める好中球のパーセンテージもかなり低くなってきていたようで、主治医の話では「今すぐ入院してもおかしくない状態だ」と言われたそうだけど、もちろん母はそんな忠告を聞くはずもなく、「それなら、毎日検査に来て欲しい」ということになったらしい。
 20時ごろ、ぼくが車を運転して、まずTさんを大日まで送り、それから、(ほんとは真直ぐ帰りたい気持ちもあったけど)母にずっと見て欲しいと思っていた、ぼくらの「愛の巣」(新居)に行った。夜遅く行くのはぼくも初めてだった。すでに電灯をひとつ付けておいたので、真っ暗な部屋を見てもらうわけでもなかったし。
 「愛の巣」を見た母は、とても気に入ってくれたようで、「わー」とか、「へー」とか言ってた。「ここにこんな手芸(作品)をつくったらええな」とか「ここには、わたしがつくった“さをり織り”の暖簾をして」とか、楽しそうだった。良かった。
 21時前、帰宅。
 母と握手。
 母が「今日は十五夜やで」と言って、浮かぶ月を指差しながら、アクセルを踏んで、ビューン、と帰った。
 この夜も即寝。