思わず寝そべる

 そして、12時前、今日まで約4ヶ月間かかった新居へ、初内覧。
 前日、豪雨のなか、命からがら受取りに行った鍵をCに渡し、Cが玄関を開けた。
 新しい部屋の匂いがプーンとして、それから、部屋に明るい光がパーンと射してるのが見えて、ものすごく広い玄関。そして、ものすごく広い部屋。新しい畳の匂いも。思わずCは広いリビングの床に寝そべってた。まるで橋口亮輔監督「ぐるりのこと。」のワンシーン(妻が描いた天井画をふたりで寝そべって見上げるシーン*1)のように。
 もっと、ゆっくり部屋を物色したかったけど、ひと通り見たら、すぐに近所の人への挨拶に向かった。
 まずは、前日に連絡しておいた、市の住宅管理センターとの間をとりもってくれる「連絡員」のGさん、そして自治会長・町内会長であるYさんのところ、それから、同じ棟の同じ班の人たちのところへ、まるでセールスか何かの営業マンのように、1戸ずつ。
 挨拶の文言をなにも考えていなかったので、行き当たりばったりでその人に合わせて、いろいろと話したのだけど、Cのことを「ツマ(妻)」と紹介するのには、その度に、いったん口籠ってしまった。Cもそれに気づいていた。
 土曜の昼、という時間が悪かったのか、挨拶が必要だった11戸のうち、半分ぐらいは不在だったけど、挨拶を済ますことのできた人たちは、たいてい30代〜40代の子どものいる家庭といった感じで、みんなとても良さそうな人で、安心した。
 新居部屋に戻ってきて、時計を見たら、すでにもう出発しなきゃいけない時間だったので、またゆっくり見に来ることにして(部屋のあらゆる箇所の寸法も測らないといけないし)、12時半すぎ、新居発。

*1:http://d.hatena.ne.jp/subekaraku/20080605/p7