お上品なコント

 そして、今朝もまた、悪夢で目覚める。
 もう悪夢で目覚めない朝はないと言っていいほど、ずっと続いてる。そして、今日も目が覚めたのは5時だった。シャワーだけ浴びて、この間の日曜に観に行った是枝裕和監督「歩いても 歩いても」@梅田ガーデンシネマのポストカードで手紙を書いた。
 是枝裕和監督「歩いても 歩いても」については、先日酔っぱらって書いたものが急にPCの調子がおかしくなって全部消えてしまったので、もう書く気が起きないけれど、ぼくは映画作品としては、それほど悪い出来ではなかったように思うけど、かなり思い入れの強い是枝作品としては、これまで観たすべての彼の映像のなかで最悪の出来だったように思った。あの畏敬している宮崎駿監督「崖の上のポニョ」を観た翌日だったことも関連するかもしれない。比べるべき作品どうしではないけど。
 ただ、「歩いても 歩いても」は、これまでのぼくの好きな是枝さんの映像や演出みたいなことがすべて覆されており、それはそれで「新しい境地」とも言えるけど、短いカットばかりだったし、説明的な台詞ばかりだったし、風景がきちんと描かれていなかった(スクリーンに染み付いていなかった)し、俳優たちがしゃべり過ぎていたりして、とても残念だった。なんというのか、とてもテレビ的であり、質の悪いお上品なコントみたいだった。よく撮影担当の山崎裕さんが、あんなカメラ廻しを引き受けたな、と思った。