カゾクという見えない縄

 北区役所に行った後、天神橋筋商店街をJR天満駅からさらにぶらぶら南下し、Cは欲しいサンダルを探したり、ぼくは古本屋を何軒か覗いたりした。商店街は、今月下旬に行われる天神祭の準備や七夕飾りなどもしてあって、とても賑やかだった。
 何軒か古本屋を覗いたなかで長居したのは、「矢野書房」と「エンゼル書房」と、「天牛書店」(天神橋店)で、「矢野書房」では、宮脇サンが泉鏡花賞も受賞しているなんて知らなかった宮脇俊三殺意の風景』(新潮文庫)を100円で購入。ほんとは、以前からずっと読みたかったけど、高くて手が出なかった今江祥智幸福の擁護』が2,000円で売られており「!」と思ったし、古山高麗雄プレオー8の夜明け』(講談社・1970年刊初版/今は講談社文芸文庫版で読めるらしい)もあり、これまた「!!」と思ったけど、Cがそばにいる手前、なんだか遠慮してしまって止してしまった(これがカゾクという拘束か? まだカゾクじゃないのに)。
 それから「エンゼル書房」では、相変わらずの文庫本の品揃えに後ずさりし、また「天牛書店」では、雑誌「Olive」のバックナンバー(各80円)がすべて、いや、なかでも麗しの市川実日子サマが「Olive」専属モデルを卒業する号(1997年だったか、98年。忘れた。書評コーナーでは、まだ若い松浦弥太郎が登場してた)がとても欲しくなったり、均一棚にあった木崎さと子『青桐』(文春文庫)や、橋本治恋の花詞集―歌謡曲が輝いていた時』(ちくま文庫)が読みたくなったけど、これまたガマン。

殺意の風景 (新潮文庫)

殺意の風景 (新潮文庫)


幸福の擁護

幸福の擁護


プレオー8の夜明け (1970年)

プレオー8の夜明け (1970年)



青桐 (文春文庫)

青桐 (文春文庫)


恋の花詞集―歌謡曲が輝いていた時 (ちくま文庫)

恋の花詞集―歌謡曲が輝いていた時 (ちくま文庫)