ザンニョウカン

 昨夜(ゆうべ)、仕事帰りから帰宅しての時間に、3人のNさんに電話かけたり、かかってきたりした。3N。

 ひとりのNさんは、週末に阪急京都線を2往復したとき(川上未映子さんのワークショップ参加のため)、電車は淡路という駅に4回も停車して、その淡路には、むかし、ぼくが、兵庫の山奥でインターネット放送局に働いていたとき、レポーターやナレーターとしてボランティアで参加してくれてた人が、ちょっと前まで住んでいたところで、当時、まだ彼女は大学生だったけれど、仕事をしながら、あるいは仕事の手を止めてまで、いろんな話をした。
 でも、ちょっと最近疎遠になってしまっていたから、淡路に4回も停車したことを機会に、メールしてみた。そうしたら、昨日、メールの返事が返ってきて、なんと彼女も結婚するのだそうで、すごくおめでたいな、と思って、電話してみた。
 メールには「5月に結婚する」とは書かれてあったけど、5月は5月でも、あと数日後のGW中に結婚式と披露宴を挙げるということで、電話したときも夫となる人と式について相談していたときだったらしく、なんだか慌しい会話になっちゃったけど(ぼくが自転車を漕ぎながら話していたというのも原因)、元気そうで良かった。もうふたりで住んでいるという彼女の新居は、大阪市城東区らしく、関西地方では色っぽいCMが有名な「放出中古車センター」の近くだそう。それは、今のぼくの家とそんなに遠くない距離でもあり、また、ぼくもCとは、城東区鶴見区辺りに住みたいと思っていたので、ちょっと驚いた。
 ぼくがCと「コンヤク」したことも先のメールで伝えていたので「おめでとうございます」と言われたり、言ったりしておもしろい会話だった。Nさんは、Cの大学時代の後輩でもあるので、少し知っている。

 もうひとりのNさんは、東京に住む、大学時代からの知り合いで、これまた最近話していなかったので、どうしてるかな? と思い、電話してみた。ぼくの方から電話をかけるなんてことは、ほとんどないから彼女は驚いていたかもしれない。これまた自転車を漕ぎながら話していたから、「なんか、ハァハァうるさいんですけど」とか言われながら、ちょっと話した。別にそれを理由に電話しようと思ったわけでもないのだけど、彼女にはまだぼくが「コンヤク」したことを伝えていなかったから、それを伝えたりした。「おめでとう」と言ってくれた。嬉しかった。
 ぼくが、Cの両親に「正式な」挨拶をしに行った際、「給料も少ない」やら「結婚式はしたくないと思っていますがします」とかいろいろ正直に言ってしまった、という話をしたら「ちょっとは取り繕うことをしなきゃ」、「ありのままを伝えるのが良いとは限らないんだよ」みたいなことを言われて、ちょっと反省した。

 最後のNさんは、Cのことで、彼女の苗字のイニシャルはN。
 トイレに行ってたら電話がかかってきていたので、最初に「残尿感がある」と言ったら「ザンニョウカン、ってなに?」と言われたので「尿が残っている感じ」と答えて、「じゃあトイレ行ってきぃ」と言うので「いや、もう出ちゃった。パンツの中で」と応えたら、「そんなことをコンヤクシャに言ってもいいのかなぁ?」みたいなことを言われた。
 おもしろかったのは、その前に東京に住むNさんと話していたので、どうやらぼくは標準語になっていたらしく「気持ち悪い」だの、言い方を訂正されたりした。すぐにぼくは話している人に感化される。

 結局、昨夜は、日手紙に「これから、明後日の文校(大阪文学学校)で合評する2作品を読む」「ほんでもって、ほんとは、明後日提出しなきゃいけない、来週合評してもらえる作品をぼくが書かなくちゃいけない」と書いたくせに、電話してたら眠くなって、2時ぐらいに寝た。