ピアノ伴奏者の苦悩

 あー、あと、ぼくがいちばん泣けたのは、ピアノ伴奏者の苦悩(ほんとはいっしょに歌いたいのに歌えない)で、そのピアノ伴奏者の子(たぶん、徳永えりという女の子が演じていた)が、いろいろあって譜面めくり担当になっていたかすみ(夏帆)を「わたし、全部暗譜したから、もう譜面めくりはいらないよ。歌いたいのに歌えないのはひとりで充分」みたいな台詞を言って、合唱するみんなのところへ戻す場面。良かった。
 そう、合唱におけるピアノ伴奏者(岩井俊二監督「リリイ・シュシュのすべて」でいえば、伊藤歩が演じていたところの)っていう視点も、この映画では、大切に描かれていたことは、特筆すべきことかもしれない。

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