ハルキ論争…

 それから、ほんとは絶対その日中に大阪に帰ってくる予定だったのに、Nくんはもちろん、荻原魚雷さんや、元カトテンゼミで、今は(というか、年度始めだったから、まさにこの日からだったらしいけど)大阪のある私立S高で小論文の先生をしているEさんや前野さんらと時間を忘れて話して、呑んで、していたら、いつの間にか終電はなくなっていた。
 最終的には、Nくん、魚雷さん、前野さん、そして同じく東京から来ていた人たち8人ぐらいで、真夜中、四条にある扉野さんのお寺に押しかけてしまうことになる。扉野さんのお寺はすごくて、前野さんが「御前会議できる!」とか言うぐらいのテーブル席が用意されている部屋とかもあって、興奮。

 そこで、ぼくは、またもう今から思うと顔から火が出そうなくらい恥ずかしいんだけど、前日に、村上春樹ダンス・ダンス・ダンス』をやっと読み終え、いろんなことを思ったこともあり、本読みに関しては、ぼくのものすごい先達であり、プロでもある扉野さんや魚雷さんやNくんたちを前に、ハルキ論争(?)みたいなことを繰り広げてしまう。「現実だ、と僕は思った。僕はここにとどまるのだ」とか何度も言ってて、ほんとにアホ! 自分。
 知らないうちにどんどんみんな寝てしまったんだけど、最後に残ったのは魚雷さん、Nくん、ぼくの3人で朝を迎えた。魚雷さんが眠りに着いた後、少しNくんとしんみりしたような話(酔っぱらっててよく覚えてない…)をして、ふたりでお寺を出、Nくんは新幹線に乗るために地下鉄の駅(その日の昼からNくんも仕事だった)、ぼくは京阪の四条駅まで歩いた。

 朝帰り。
 京阪で四条からK特急の淀屋橋行きに乗ったら、ほんとに一瞬で眠りに落ちてしまって、起きたら出町柳で驚いた。どうやら往復したみたいだった。なんとか、仕事の始業時間には間に合ったけど、この日の仕事は、言うまでもなく…。お酒がちゃんとまだ残ってたし、徹夜してたし、で。どんな仕事したのかも、ほとんど覚えてない。帰宅してすぐまたバタンQ。

ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)

ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)


ダンス・ダンス・ダンス(下) (講談社文庫)

ダンス・ダンス・ダンス(下) (講談社文庫)