執着心

 昨夜(ゆうべ)、寝る前に、山田芳裕度胸星 4』(完結巻)を読んだ。
 読む前から「傑作だけれど、不完全燃焼な物語の終結(突然の連載打ち切り)」という噂は目にしていたから、そんなに驚きはしなかったけれど、これがもしその噂を知らないで読んでいたとしたら、たぶん、とても驚いたと思う。
 他の山田芳裕作品にも見られる、激しい「執着心」みたいなのはこの作品にもしっかりとあって、それは火星に行きたいという宇宙飛行士を目指す主人公・三河度胸とその仲間たちであり、先に人類初の火星着陸を果たすも謎の「超立方体・テラセック」に仲間のクルー全員と着陸船を破壊されたスチュアートが、火星でたったひとり、その謎の物体の正体を突き止めようとする意志であったりする。
 ぼくは、この山田芳裕作品に流れる「執着心」みたいなのが好きだ。
 おそらく、突然の連載打ち切りという状況がなければ、「超立方体・テラセック」の謎がもっとわかっただろうに。数学・物理学的理解の乏しいぼくとしては、4巻内の説明だけでは、理解不能…。

度胸星(4) <完> (KCデラックス)

度胸星(4) <完> (KCデラックス)