本音をいえば、

 午後、上司に決裁をもらい、月末の業者払いの手続き。また銀行に出かける。帰る途中から、雨が本格的に降り出してきた。帰園して、銀行振込処理や経理入力。そして、本降りになった雨のなか、また合羽を着て、バス停まで子ども達のお迎え。

 養護学校のバス停までの毎朝・毎夕の子ども達の送り/お迎え、ということでいえば、先日からちょっと耳にはしていて、それが現実化すると恐ろしいなあと思っていたことがある。
 それは、来年度から毎朝・毎夕の養護学校バスの送迎が、2回ずつに分けられるという話で、その方向性が今日、学校の教頭から正式に電話があったと主任から話があり、彼女もかなり混乱していたけれど、ぼくも、恐ろしく無謀な話だと思った。
 もちろん学校側には学校側の理由なり根拠があるにせよ(少しだけ聞いた話では、この少子化の現在、養護学校の生徒数は、発達障害、発達支援教育の深まりとともに、どんどん増加傾向にあり、現在行われている大型バスでの限られたルート数では広範囲に住む生徒を送迎するのは難しくなりそうなので、バスを全て小型(マイクロバスだろうか?)にして、より多くのルートで送迎をしたい、というようなことだった)、それが、今でさえ、うちの入所児童+短期入所(あるいは日中一時支援)利用児童だけでほぼ大型バスが満員になっているのに、機械的に2回ずつに分ければ済むという学校側の発想は、ちょっと公的機関あるいは教育機関としての発想として、貧弱ではないかとぼくは思う。
 そうすることで起こってくる問題は、今でさえ、事務員のぼくが毎朝・毎夕の送迎に駆り出されるほど、職員の手が足りないし、それが毎朝・毎夕に2回となると、さらに人手が足りなくなり、車がビュンビュン走る幹線道路沿いを子ども達の手を引いて歩くのに際し、今でもかなり安全面ではギリギリのところだと思うのに、その安全確保が難しくなるし、また時間的にも、今でさえ学校から帰ってきた子ども達にかなりの無理をさせて(そうしたくはないけれど、ぼくも含めた職員は子ども達に「早くして!」とか「ぐずぐずせんと!」ということばを思わず発してしまう)入浴や食事などの日課をこなしているのに、毎夕2回の送迎となると、さらに毎日のスケジュールが過密化し、安全面はもちろんのこと、支援体制がさらに損なわれてしまう。
 なんにせよ、こういうことを決定するには、学校側は、1枚の通知や、1本の電話だけではなく、もっと前の時点から、うちの施設を含めた保護者と協議を重ねていく必要があったんじゃないだろうか。もしかしたらぼくが知らなかっただけかもしれないが。来年度といえば、もうあとひと月しかない。
 明日にでも、この件について、主任か施設長が学校側と協議しに行くと言っていたが、どうなるんだろう。
 ぼくの個人的なことでいえば、今の毎朝・毎夕の送迎だけでも、約2時間弱、事務の仕事から離れていることになる。けれど、それは、ぼくが効率的に仕事をこなせば良いことや、さらには、その毎日2時間弱の送迎が、ぼくにとって唯一子ども達と直接接し得る時間となり、事務員とはいえ、事務だけやってればいいとは思わないし、楽しみでさえあったりするのだけど、でも、本音をいえば、経理も労務も人事もその他雑務もすべてひとりでこなすのには、少々無理がある。仕事がわかってくればわかってくるほど、より整備しなければならない事務的な仕事が見えてくるのだけど、今はそれに全然手が付けられない。