今後の治療方針

 仕事後、母の病院へ。昨夜(ゆうべ)読み終えた、植田まさし特選コボちゃん 20 にっこり王子、満足笑顔編』と、みかんとりんごを持って。病院に行く前に、母宅でりんごを1つ皮を向いて、タッパに詰めて。
 今夜は、久しぶりに主治医のT先生と、母とぼくとの3人で、今後の治療方針についての話し合いが持たれた。ちょうど半年前、卵巣、子宮の全摘出手術をし、その後予定していた6回の抗がん剤投与が終了した今、予定ではあと数日後に退院予定の母に、どのような治療が必要なのかということ。
 今回の入院時の「治療計画書」にT先生は、「退院後も3ヶ月に1度、化学(抗がん剤)治療が必要と思われる」と書いていたが、今日の話し合いのノッケから、その予定は覆された。
 どうやら、昨日の採血の結果、これまでにないほどに白血球、好中球などの値が低いため、白血球増加製剤(グラン)の投与を引き続き行いつつ、風邪も流行しつつあるこの時期、感染症や肺炎を防ぐため抗生物質をしばらく服用すること、そして、おそらく今後、「3ヶ月に1度の化学(抗がん剤)治療」は、身体に負担をかけるだけであり、退院後は月に1度の通院で、腫瘍マーカーや超音波などでの検査を続けていき、再発の兆候が出たなら、また新たな治療方針を考えるということになった。
 母とT先生、ぼくとT先生、という、1対1での話し合いは、これまで何度か持たれたけれど、3人での話し合いは、思い起こしてみれば、ちょうど半年前、手術後、抗がん剤治療を前にしたとき以来だった。その半年前は、これまた思い起こしてみれば、T先生に質問していたのは、ほとんどぼくだけだったのに対し、今日は、母もどんどん先生に質問を浴びせかけており、とてもいい傾向だなと思った。母とT先生に、ある程度の関係性が成り立っているように思えたし、母も落ち着いて、自分の状態を受け入れられるようになったのだと思う。そして、それはもちろんぼく自身もそうだ。