劇団ダンダンブエノ♪
郵便局に寄り、兵庫県立芸術文化センターに着いたのは、13時半ごろ。
初めての会場で、初めての劇団、劇団ダンダンブエノ♪(主宰・近藤芳正)の双六公演「砂利」(作・本谷有希子/演出・倉持裕/音楽・ハンバートハンバート 【出演】坂東三津五郎・田中美里・片桐はいり・酒井敏也・山西惇・近藤芳正)を観る。
この公演、ずっと観たい観たいと思ってる本谷有希子の主宰する「劇団、本谷有希子」が、ちーっとも関西で公演してくれないので、脚本が彼女だというだけで、チケットをとった公演。あと久しぶりに生「片桐はいり」も見たかったし。
劇場内には、明らかに坂東三津五郎目当てだと思われるオバサマ方が満載。あとは、平日のそんな時間に芝居を観ることが可能な、自由業でちょっと高級そうな服装の若者。西宮臭、芦屋臭、阪急沿線臭、金持ち臭がプンプン。開演を待つ間、ボンヤリとチラシを眺めていたら、隣のオバサマ方は、高句麗と新羅と百済(における仏教?)の話を真剣にしていた。そんな話するオバサマと、ぼくは普段接したことがないので、また耳をそば立てた。
さて、感想。
正直、期待してた本谷有希子のことばとは違ってがっかり。「劇団、本谷有希子」の公演ではそんなことないのだろうか。それとも演出が違うからなのか。役者たちの1000分の1センテンスぐらいに、彼女のセンスを感じたりすることもあったものの、かなり薄い感じ。
ただ、物語自身としては、坂東三津五郎演じるところの「心が空っぽ」の男を巡る内容で、笑いだけでなく、後半、ちょっと泣かされたりも考えさせられたり(人間のもつ感情とは、なんて空虚で心許ないんだろう! とか)もして、「作・本谷有希子」という前情報がなければ、小劇団の芝居としては、なかなか質の高い芝居だったように思えた。でも、その出演者の蒼々たるネームバリューをして、あの芝居じゃ、ちょっと弱いな、やっぱり。田中美里ついては、申し訳ないけど、ちょっと配役ミスだったと思う。