夕立ち

 夜、上本町の「珈琲の青山」で母と待ち合わせ。やっぱりちょっと元気なさ気。
 「2ヶ月ぶりに都会に出て来たから緊張してるわ」と母。母は、白血球が低くなっているため、仮退院期間中も人ごみに出ることをこれまでずっと避けていた。「マスクしいや」と言っても、ちょっと自暴自棄になってるためか「ええねん、ええねん」と言って、そのまままた話していた母。19時すぎ、仕事を終えたCから「今から行く」と電話があって、ぼくと母も喫茶店を出て待ち合わせ場所である近鉄・上本町駅の地上改札まで。
 そして、夏らしい夕立ちのすごい豪雨の下、3人で「火成屋」まで歩く。
 「火成屋」は、ぼくが大阪に戻って来たここ何年かの間、母とぼくとの語らいの場となっているお店。数カ月前にも来た気がするのに、母の病気前/病気後では、ぼくも母もすっかり世界が変わってしまったから、ずいぶん久しぶりのような気がした。店の奥の座敷を予約しておいたので、そこに3人が座る。Cと母が会うのは、およそ1ヶ月ぶりになるのだけど、すっかりもう打ち解けていて、母もCに、Cも母に直接語りかけており、その傍で、ぼくはいつもの通り、焼酎をグビグビと頂く。
 ここのところ、ずっと呑み通しの毎日だったから、店に入るまで「今日はちょっと控えよう」と思っていたのに、そんなことは忘れて、何杯も何杯も。仕事でのストレスがこういうところに影響する。そして、そういうお酒はあんまり良くないことはわかっていても、呑まずにはいられない。