こうふく きぼう

今江祥智幸福の擁護
→先日も、その興味の似通りに驚いた「とり、本屋さんにゆく」で知った本。今江祥智さんは、ぼくも一応ファンを名乗っているのだけど、知らなかった本。この間、花園図書館で今江さんの講演会があったのに、どうしても仕事で行けなくて、仕事しながら地団駄踏んだから、読んでみたいと思った。
 id:tori810さん、この間は、コメントありがとうございました。これからも、ぼくは、追いかけてゆきまーす。

幸福の擁護

幸福の擁護


福嶋聡希望の書店論
福嶋聡といえば、すっかり『少年少女』の作者かと思っていたけど、彼は福「島」聡さんであって、この福「嶋」聡さんではないのね。
 「[本]のメルマガ」(vol.280)で知ったこの本。メルマガには福「嶋」さん自身の「特別寄稿「自著『希望の書店論』に寄せて」が掲載されていて、こんな書店の人がいる、ってこと、それも、小さな流行りのオサレ(お洒落)書店じゃなくて、ま、ジュンク堂という特別な場所ではあるのだけど、ぼくは嬉しかった。以下、少し引用。

“本を読むことは、実はぼくら書店人にとって「仕事」ではない。ぼくらの「仕事」は本を売ることであり、基本的には就業時間内に本を読むことは認められていない。しかし、本を読むということが売るという「仕事」に反映されることも確信している。本を売るという「仕事」は、棚作りから接客応対にいたるまで、買い手である読者と同じ目線に立てなければ極めて困難だからだ。
そうした、書店人が本を読むことの「仕事」にとっての意味合いを念頭に置きながら、文章を書くという行為もその延長に見定めて、「しごと」と表現したのだった。そして、「しごと」は間違いなくぼくに快をもたらしてくれた。”

ぼくにとって大事なことは、書店人の「仕事」と「しごと」の相互乗り入れが、「快」をもたらしてくれることです。そしてさらに重要なのは、その「快」を、書店を訪れてくださる読者に広く伝播していくことです。

 「『しごと』は間違いなくぼくに快をもたらしてくれた」って、いいな。
 福「嶋」さんはここでも、「『しごと』という平仮名表記に拘」りを書いている。快をもたらしてくれる「しごと」が「仕事」に反映する。ぼくも、最近、少しずつ、そういうことがわかってきたような、そうでないような、そんな気分。
 別に今のぼくは、本になんの関わりもない、ショーガイをもつ(とされる)子どもたちにまみれて、こんな予算組みだとか、経理だとか、総務だとか呼ばれるシガナイ「仕事」をしているけれど、そうじゃなくても、本を読むこと、そして、本を読んで考えたことや思ったことを、この日手紙という場などで書いたりすること、そういうぼくなりの「しごと」が、今の仕事に反映していることだけは、実感できる。
 「労働」、「仕事」、「しごと」、「働く」、ぼくの好きな本というメディアで働く福「嶋」さんが語るそれらのことばは、ぼくにとって、なんだかとても近しい感じがする。

 福「嶋」さんは、ほかにも『劇場としての書店』(2002/新評論)や『書店人のしごと』(1991)『書店人のこころ』(1997)[以上、三一書房]なども書いていて、読んでみたい。
 また、「ウラゲツ☆ブログ」では、月曜社の小林浩さんが、福「嶋」さんの人柄というか、人となりがうかがえる文章を書いている。福「嶋」さん、ジュンク堂書店神戸店、京都店、仙台店、池袋本店を経て、07年4月より大阪本店店長になられるとのこと。大阪本店は、よく行くんだけど、どんな棚になるのか、楽しみ。ぜひ、今度行ってみよー。そして、福「嶋」さんにもお会いしたい。

希望の書店論

希望の書店論

 さて、さすがに、もう寝ます。おやすみなさい。
 あ、もちろん、ぼくは、福島聡さんの描く作品も第好きです。

少年少女 (1巻) (Beam comix)

少年少女 (1巻) (Beam comix)